【詳報】三浦璃来&木原龍一組、逆転で金メダル 「最高のチーム」涙の記者会見|ミラノ五輪フィギュアペア

フィギュアスケート・ペアで日本初の金メダルを獲得した三浦璃来/木原龍一組のメダリスト会見(フル動画)を、タイムライン付きで掲載します。
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🎥 会見動画(約17分)


  • 0:01 司会(英語)開始
  • 0:13 Q:司会(英語)「今日一日を振り返って/5位からの逆転/最後に考えていたことは?」
  • 0:40 A:木原龍一「朝からずっと泣いていた」
  • 1:26 Q:中国メディア→北京金ペアとの再会
  • 1:51 A:リスペクトと宝物の思い
  • 3:44 Q:報知新聞→お互いへの思い
  • 4:14 A:三浦璃来「今日は璃来くんのために滑る」
  • 4:49 A:木原龍一「7年の絆」
  • 5:24 Q:読売新聞→演技後の心境
  • 5:58 A:三浦「7年間の積み重ね」
  • 6:47 A:木原「璃来の言葉が一番響いた」
  • 7:45 Q:共同通信→7年間の歩み
  • 8:01 A:三浦「乗り越えたから強くなれた」
  • 8:30 A:木原+和やかトーク
  • 9:47 Q:NHK→切り替えた瞬間
  • 10:20 A:支え合いの舞台裏
  • 12:30 Q:中日スポーツ→7年前の岐路
  • 13:11 Q:日刊スポーツ→日本ペアの歴史
  • 15:00 Q:毎日→支援への感謝
  • 16:02 Q:産経→チャンピオンズシートの心境
  • 17:25 締め(英語)

出典:YouTube(共同通信 KYODO NEWS

0:01 司会(英語)冒頭

日本代表の金メダリストのお二人をお迎えします。

0:13 Q:タチアナ・フラーデ氏(英語)

「まず金メダルおめでとうございます。昨日5位からの逆転でしたが、今日までどう過ごしましたか? そして演技を終えた瞬間、何を考えていましたか?」

A(0:40頃〜)木原龍一・要旨
あ、今日は朝からずっと泣いていて、やっぱり昨日のミスをどうしても切り替えられていなくて。リンクに入っても、自然と涙が出てくる状態だったんですけど、パートナーの璃来であったり、(コーチの)ブルーノであったり、トレーナーさんだったり、チームジャパンの皆さんであったり、自分の友人であったり――みんなが僕の心をもう一度立て直してくれて、なんとか気持ちを切り替えて今日の本番に臨むことができました。

1:26 Q(英語:記者/中国)

「北京2022で優勝したペア(スイハン)と、過去に交流もあったと思います。今回また同じ舞台で滑ったことについては?」

A(1:51頃〜)三浦璃来
本当に、私が一方的にすごく大好きな選手で、プログラムも好きですし、表現も好きですし、エレメントもすごく好きで、少しでも近づきたいと思ってやってきています。

A(2:21頃〜)木原龍一
本当は(もっと)お会いしたかったんですけど、その後お休み(※休養)されていたのでなかなかお会いできなくて。今回、北京以来にお会いできたことはすごくうれしかったですし、同じグループで滑ることが僕たちの夢でもあったので、一緒のグループで滑れたことは宝物です。
(部屋に)サイン(※サイン入りグッズ)も飾ってあるくらいで、常にお二人のことを本当にリスペクトしていて。レジェンドの方々と今回一緒に滑れたことがうれしかったです。写真も撮りたかったんですけど、なかなか時間がなくて、オリンピック中にもう一度お会いしたいなと思っています。

A(3:16頃〜)三浦璃来
ちなみに北京オリンピックの(カード)を2枚もらってきて、1枚は(※サイン入り/順位入りの)宝物です。

3:44 Q(日本語:報知新聞・大谷さん)

報知新聞の大谷と申します。金メダル獲得おめでとうございます。木原選手に伺いたいのですが、北京五輪の時に「フリーを滑らせてくれてありがとう」と三浦さんに言葉があったと思います。今回メダルをかけてみて、三浦選手にどういう思いがあるか。三浦選手も木原選手に対してどういう思いがあるか、改めて教えてください。

A(4:14頃〜)三浦璃来
そうですね。本当に今朝から龍一くん(※相手を呼ぶ愛称)がすごく泣いていて、その姿を見て、私は「今日は龍一くんのために滑るよ」って声をかけて。そしたら龍一くんも「じゃあお互いのために滑ろう」って声をかけてくれて。
本当に、自分で言うのもなんですけど、最高のチームだなと思ってます。や

A(4:49頃〜)木原龍一
っぱりこの2人じゃなければ達成できなかったと思うので、感謝しかないです。基本的に僕の方がしっかりしていて、メンタル的には僕がリードする立場のことが多いんですけど、今回は本当に璃来ちゃんが僕のことを心からサポートしてくれて。これが(結成して)7年の絆だって改めて思いましたし、感謝しかないです。

5:24 Q(日本語:読売新聞)

読売新聞の結城と申します。おめでとうございます。演技が終わった瞬間の、本当にエモーショナルな時に、お互いにどういう思いがよぎったのか教えてください。
また、2位・3位のペアの選手が「SPの順位(※出遅れ)からここまでカムバックして素晴らしい演技をした。金メダルにふさわしい」と話していました。お二人はどう自分たちを信じて、この演技につなげたのか教えてください。

A(5:58頃〜)三浦璃来
昨日、大きな失敗があったんですけど、自分たちが7年間積み上げてきたものにすごく自信を持っていました。
2人で「昨日のことは全部忘れよう」「また1からのスタートだ」って話し合っていて、その強い思いがあったからこそ、7年間たくさん経験して成長してこられたからこそ、今日につながったのかなと思ってます。

A(6:47頃〜)木原龍一
昨日ショートを終えた後は、とてつもないショックで、「どうやって立ち直るんだろう」っていう状態でした。今日の公式練習に来ても涙が出てしまって。
でも璃来ちゃんだったり、コーチだったり、トレーナーさんだったり、日本にいる友人だったり、カナダの拠点でお世話になっている方々――みんながメッセージで励ましてくれて、そこから立ち直ることができました。
一番大きかったのは璃来ちゃんのサポートで、「まだ終わってない」「積み重ねてきたものがあるから絶対大丈夫」っていう言葉が一番響きました。

7:45 Q(日本語:共同通信・藤原さん)

共同の藤原と申します。おめでとうございます。この6年半(※約7年)のお二人の歩みをどう振り返るか。それを踏まえて、今メダルを取った喜びを率直に伺えますか。

A(8:01頃〜)三浦璃来
この7年間、うまくいかないこともあって、怪我もあって、頑張りすぎちゃう時もあって……コロナ禍もあって、本当にいろんなことを経験してきました。
だからこそ乗り越えられたし、私たちはすごく強くなれたのかなと思ってます。

A(8:30頃〜)木原龍一+和やかトーク
結成してすぐコロナもありましたし、怪我もお互いにあって、本当にいろいろあったよね。
(途中、涙で声が詰まる)
(三浦璃来:今日泣きすぎちゃって……公式練習でも泣きすぎて目が痛いってずっと言ってるんですよ。)
泣いてるのがバレたくなくて、泣くたびに顔を洗ってたら肌が乾燥して、今カピカピで顔が痛いです。
でも、璃来ちゃんとじゃなければ絶対成し遂げられなかった。最高のパートナーだと思ってます。

9:47 Q(日本語:NHK)

NHKの○○です。メダル獲得おめでとうございます。三浦選手には、いろんな方の声で気持ちを切り替えられたと話されていましたが、公式練習の段階ではまだ切り替えきれていないようにも見えました。
具体的にどのタイミングで切り替えられたと感じていますか? また、三浦選手から見て「切り替わった」と感じた瞬間はありましたか?

A(10:20頃〜)木原龍一
(三浦)私は「大丈夫だ」と思われてて、ブルーノからも「あなたは大丈夫」みたいに言われてました。
(木原)普段は僕の方がしっかりしていて、そういう姿をあまり見せてこなかったので、逆に陸が動揺せず「今日は引っ張る」って強い姿勢を見せてくれたのが心強くて、安心して泣いてました。
なかなか切り替えられなくて、涙が時間差ですごく来てしまって。でも試合が近づくにつれて、「このまま終わっていいわけがない」って気持ちも出てきて。昼寝をした後はしっかり切り替えて、洗面所で顔を洗った時に「悲しい感情は全部捨てた」って切り替えて、ウォームアップに向かいました。

A(11:24頃〜)三浦璃来
(木原)ウォームアップ中とか6分間練習に入る前に、「切り替えたから大丈夫だよ」って言葉をもらえたので、それを聞いて「もう大丈夫」って思いました。

11:50 Q(日本語:中日スポーツ)

中日スポーツの渡辺です。おめでとうございます。7年前、ペア結成の直前はお二人ともキャリアの岐路に立っていたと思います。当時の「先が見えない」状態から、今こうして金メダルに結実したことを振り返って、感じることを教えてください。

A(12:30頃〜)木原龍一
7年前は脳震盪だったり肩の関節の損傷だったりで、本当に「やめようかな」って思ってる時期でした。
でも璃来ちゃんとの話をいただいて、今までとは違う感覚があって、「この2人なら今まで見たことない景色が見れるんじゃないか」って初めて思って。
今日こうして獲れたのは本当に感動です。

13:09 (日本語:日刊スポーツ・藤塚さん)

日本がなかなか世界で戦えてこなかった「ペア」という種目で、新たな歴史を切り開いたことについて、お二人それぞれどう感じていますか?

A(13:31頃〜)木原龍一
今回のメダルは僕たちだけの力ではなく、先輩方(日本のペアの先輩方)がつないでくださったチャンスがあってこそだと思っているので、感謝しています。
ペア競技は日本ではまだ人気が高いとは言えず、見ていただく機会も少ない競技だったと思うんですけど、こうしてオリンピックで優勝できたことで、ペアの魅力をもっと知ってもらえて、「ペアをやってみたい」という子が増えてくれたらうれしいです。
僕たちの世代だけじゃなく、日本がペア大国になるために、もっとペアを知ってもらえたらいいなと思います。

14:41 Q(日本語:毎日新聞)

木原選手に伺います。ペアに転向してから長く続けてこられた中で、注目が集まりにくい時期もあったと思います。企業のサポートも大きかったと思いますが、改めて支援についてどう感じていますか?

A(15:00頃〜)木原龍一
僕たちは、特別すごいジャンプが飛べたり、すごいリフトができたり、そういう「特別すごいスケーター」だったわけじゃなかったと思います。
でも、困った時に必ず助けてくださる方々がたくさんいて、それが僕たちの武器だったと思います。スポンサーの皆さま含め、支えてくださったすべての方に心から感謝しています。

16:02 Q(日本語:産経新聞・石さん)

最後にドイツのペアが終わった後、木原さんが三浦さんに声をかけているように見えました。どんな言葉をかけていたのか。
また、チャンピオンズシートで待つ時間が長かったと思いますが、その時の心境を教えてください。

A(16:32頃〜)木原龍一
(木原)とりあえず「優勝したんだよね」って話してました。

A(16:41頃〜)三浦璃来
(三浦)チャンピオンズシートに座るのが初めてで、最初は「やっと座れた」って思ってたんですけど、心臓が痛くて……ずっと「心臓が痛い」って言ってました。

A(17:04頃〜)木原龍一
(木原)待つっていう経験があまりなかったので、すごく長く感じました。

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