2020年全日本フィギュアスケート選手権に出場する羽生結弦のインタビュー動画です。映像は フジテレビ SPORTSのYoutube公式チャンネルで配信されたものです。


0:11 コロナ禍で迎える全日本フィギュアについて

羽生:まあ、率直に言えば出たいという気持ちよりも、
自分の中ではリスクが大きいと思っています。
なので自分の出たいという気持ちとか、自分が出場して演技したいとか
皆さんの前でどうしたいというよりも、
まずは自分が感染拡大のきっかけにまずはならないように、
そして自分自身もかからないようにして、
今いろんな地域で医療が大変なことになっていたりとか、
もちろん財政が大変なこともニュースとかでよく目にしているのでわかっているんですけど、
ただそれを、自分が最前線で戦っている医療の方々に負担にならないようにすることが、
自分の中で一番大切なことと思っているので、
こういう決断をしたからこそ、責任をもってしっかりといい演技をすべきだなと思っています。

1:28 新プログラムについて

羽生:曲名はたぶん見る前に発表されていると思うんですけど、
見ていただいての楽しみにしたいと思っていて、
まあやっぱりSEIMEIとバラード第1番と比べちゃうと、
勿論まだあそこまでの自分の自身の塊みたいなものにはいっていないです。
ただ誰かの心に何か感情が灯る、
何かの気持ちが灯るきっかけになればいいなという風に思います。
かなり長い期間コーチがいない中で練習してきて、
最初はやはり難しかったんですけれども

2:25 4回転アクセル

羽生:ジャンプの配置とか、スピンの配置とか、
そういう流れ以外は全部、ほぼ全部自分が決めている言っても過言ではないプログラムなので、
4回転アクセルということについて考える時に、
あとイメージの中で飛べるイメージとか具体的に膨らんできてて、
あとはそれに体を乗せらえるか、乗せられないかぐらいだと思うんで、
今回はやらないんですけど。
率直に言えばなんですけど、アクセル飛びたかった気持ちは勿論あって、
もっと練習してきたかったなっという気持ちも勿論あったんですけど、
ただそれだけじゃないというのを、一人で練習していて改めて気付いて、
このプログラムに対して、じゃ4A入れて安定させられるのかとか、
それでぐじゃぐじゃになったら、このプログラムに対してどんな気持ちでやるんだというのとか
そういうのを色々割り切れるようになったなと思っていて、
ちょっと大人になったんですかね。
そういう割り切りをできるようになりました。
自分がやるべき演技というのは、今回フリーとショートである程度だせるんじゃないかなとは思います。