羽生結弦×東北ユースオーケストラ、被災地から届けた「八重の桜」──notte stellata 密着

東日本大震災から15年となった2026年3月、羽生結弦さんが座長を務めるアイスショー「notte stellata」が被災地・宮城で開催されました。今回の特別ゲストは、坂本龍一さんの呼びかけをきっかけに誕生した東北ユースオーケストラ。日テレ「news every.」の特集が、初共演のリハーサルから本番までを追い、それぞれの思いを伝えます。

出典:日テレNEWS

動画の主な内容

  • 00:02 震災から15年、羽生結弦さんが座長を務める「notte stellata」開幕
  • 00:29 観客のライトで作る”満天の星”──ショー名に込められた震災の夜の星空
  • 01:07 16歳で被災した羽生さん、ショーに込める「希望の発信」への思い
  • 01:49 特別ゲスト・東北ユースオーケストラ登場──坂本龍一さんの呼びかけで誕生した経緯
  • 03:33 初参加のバイオリン担当・鈴木さんと千葉さん、震災の記憶と会場への思い
  • 04:52 本番前日、羽生さんとオーケストラの初リハーサル──細かなタイミング調整
  • 06:05 初リハーサルを終えた団員と羽生さん、それぞれの感想
  • 06:52 ショー当日、最終調整からいよいよ開演へ
  • 07:57 坂本龍一さん作曲「八重の桜」──生演奏に乗せて羽生さんが舞う
  • 10:26 演技後の感謝の言葉、そして震災15年を振り返るそれぞれの思い

要点まとめ

震災から15年となった今年3月、羽生結弦さんが座長を務める「notte stellata」が被災地・宮城で4回目の開催を迎えました。ショーは観客のライトで作る”満天の星”で幕開け。震災の夜、停電で真っ暗になった町に広がった星空を希望の光のように感じた──その記憶が、イタリア語で満天の星を意味するショー名の由来です。当時16歳、仙台で被災し避難所生活を経験した羽生さんは「スケートじゃないとできない希望の発信の仕方ができたら」と語ります。

今回の特別ゲストは、坂本龍一さんが震災後に呼びかけたプロジェクトをきっかけに2014年に誕生した東北ユースオーケストラ。東北の小学生から大学生が所属し、音楽を通して被災地を元気にしようと年に1度の定期演奏会を続けてきました。初参加となるバイオリン担当の大学生2人は、子どもの頃に経験した震災の記憶や、会場が震災直後に遺体安置所だったことにも触れ、この共演への複雑で深い思いを口にします。

見どころは本番前日の初リハーサル。共演曲は、東北にゆかりのある大河ドラマ「八重の桜」のテーマで、坂本龍一さんが震災からの再生に向かう日本の姿を重ねて作曲した一曲です。スケートに演奏を合わせるのは団員にとって初めての経験で、羽生さんも細かくタイミングを調整。「生だと迫力も気持ちの届き方も全然違う。滑っていて気持ちよかった」という羽生さんの言葉に、初共演の手応えがにじみます。

そして本番、生演奏に乗せて羽生さんが舞います。「私は今こうやって生きてるんだよ、こうやって頑張ってきたんだよ、そういった轍(わだち)みたいなものを表現できたら」という思いを込めた渾身の演技。終演後には「皆さんの力も僕らも大事にします」とオーケストラへ感謝を伝え、記憶のない若い世代が真剣に震災と向き合う姿への喜びも語りました。支えられる側から支える側へ──共に前へ進む姿で締めくくられます。