羽生結弦　故郷で快挙の裏に葛藤が…　(2012/11/27)

　　白梅や天没地没虚空没　　　永田耕衣
　　枯草や住居(すまい)なくんば生命(いのち)熱し　　　〃
　　＞＞↑の句は耕衣が９５才の時神戸大震災で被災し全壊の家の中で
　　「九死に一生」得て救出されて施設暮らしをしていて車椅子生活を余儀なく
　　していた時に詠んだ句ですが、その後転倒して左手を骨折して俳句が書け
　　なくなり、弟子に筆耕して貰った最期の一句が、、、
　　枯草の大孤独居士此処に居る　　　永田耕衣(１９００～１９９７)でした。。
　　＞＞大好きな結弦君のこのスレがコメントが無いので、彼に申し訳なくて、、
　　その映像解説の中での、(亡き永田耕衣氏は歿年の二年前の被災。。)
　　若き結弦君は仙台のリンクで滑走中の被災で、、リンクの５センチほどの
　　氷が大きく波打っていたというリンクから這い出して逃げたと彼が言って
　　いますが、その後の全壊の自宅での状況、、避難所での生活の中での
　　挫折感とスケートに対する「絶望感」が「神戸チャリティショウ」での滑走と
　　彼の言葉に見る「決意」の中で、現在の羽生結弦選手の深い思いを我々
　　ファンは改めて考え知ることが出来ますよね
　　一瞬の海の底なる春の土　　　枝氷　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　悲しみの真央白鳥の飛べぬ理由(わけ)　　枝氷
　　秋口の入れ替えきかぬ玉の魂　　　中原道夫
　　飛込みの途中たましひ遅れけり　　　〃
　　吾が心(魂)がいやしいか否かを問いながら
　　　　真央の心の苦悩を思うファンでありたい、と　　枝氷
　　Ｍ４の恐怖に心奪われて・・・・・
　　　・・・戦いとジャンプの気力失せにけり　　真央戦士
　宇宙はプラズマ地球も人間もプラズマ　　枝氷
　読み返す「真央フリーコメンツ・・・３１５」読み返す　　〃
　有りました「地震の影響」コメント・お仲間の　　〃
　＞＞＞　６０(ひろミミさん)、６４(Ｋaiさん)、７２(パールさん)、１０６(Ｋaiさん)
　・・・・・↑皆さん「地震の影響」を心配されて居られました
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　入魂と必殺の意や若武者の　　　枝氷　(２０１１ＧＰＦ・ＦＳ)
　見事かなこの精悍な戦いは　　　〃　　　　〃
　雄叫び挙げて縦横無尽の姿　　　〃　　　　〃
　若さとはかくなるものか弓を引く　　〃　　　　〃ＥＸ
　これからは天に向かいて弓を引け　　　〃　　〃
　世は憂愁の「原発文明」なり　　　〃
　若さかな気迫のジャンプ爽快や　　　〃　(２０１１ロステレコムＳＰ）
　若きかな溢れ過ぎたる心かな　　　〃　　(　〃　　ＦＳ)
　若武者征く激しき氷音バラ色に　　　〃　(〃　　ＥＸ)
　聡明や意欲十分ＧＰＦ　　　〃　　　〃
　一瞬の精神力の弱さかな　　　〃　　(２０１１全日本ＳＰ)
　神愛塗炭苦悟青年　　　〃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

・・・師曰く「(この世界の)まずはじめにカオスが生じた」とのヘシオドスの一句を
　　教えると、少年エピクロスは手を上げて師に問う「そのカオスは何から生じた
　　のですか？」と、、師は答えられず、、少年エピクロスはそのことを考えようと
　　哲学の道に進んだ。と、、、
　　信濃の少年エピ君は大空を見上げては「なぜこの宇宙があるのか？！」を
　　考え、、戦争が終わり、混沌とした戦後の人間社会の生き様の中で、青春、
　　壮年、そして老年時代を生きながらこの「何故宇宙が在るのか？！」の問い
　　を自問自答しながら、気が付けばエピクロスの弟子になっていた、、、、、
　　知りたいのは、「カオス」の前の「宇宙」は如何であったのか？！
　　「無から有を生ず」の「哲理」・・・・・「森羅万象」「いのちの存在」「人間哲学」
　　の課題とは何か？？？？？
　　「原子」と「プラズマ」と「宇宙の深淵」・・・「宇宙はすべて電気でできている」
　　「光もまた電気の一種である！」・・・・・分からぬままに聴く「宇宙交響曲」　
　　ふと水の惑星の地球の氷上で踊る若者たちを見ていると、この自分たちが
　　選んだ「宇宙交響楽」の音楽に同化しようと必死にその肉体とその精神の
　　極限に挑戦して戦っている宇宙戦士の姿に見えてきて、スポーツの中で
　　これほど凄い宇宙の神秘が生んだいのちの中での「人間の戦いと解放・
　　自由・快楽・饗宴・狂喜」の姿をフアン共に体感出来る競技はないと思えて
　　ならないのです。。結弦君はこんな一ファンの思いを判ってくれますか
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　復活の神戸の「白鳥」ジークフリードか　　絵灯
　真央「白鳥の湖」はオディールなりき救いあり　〃
　描きたる「白鳥の湖」チャイコのストーリー・・・・・
　・・・ドイツの原作ロシア幻想のストーリーに　　〃
　オデットと王子と言うよりオディールと王子の関係面白し　　〃
　真央演技オディールと王子の束の間の愛「圧巻」や　　〃
　真央愛すタラママの心現れて　〃
　ヨーロッパの伝説、現実となる「真央黒鳥」　　〃
　やがて見る完成形の「白鳥の湖」の真髄　　エピ翁
　未知から白鳥は来たり飛翔する　　　枝氷
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　鉄鉢の中へも霰(あられ)　　　　山頭火
　信濃の庭に１センチ大の霰　　　枝氷
　うしろすがたのしぐれてゆくか　　　山頭火
　腰痛で後ろ姿の惨めなる　　　枝氷
　ゆふ空から柚子の一つをもらふ　　　山頭火
　腰抑え石ガレ土手から菊芋貰う　　　枝氷
　あるけばきんぽうげすわればきんぽうげ　　　山頭火
　あるけばようつうすわればようつう　　　枝氷
　炎天をいただいて乞い歩く　　　山頭火
　十一歳で母を失いし山頭火　　　枝氷
　吾が母は九十一歳で他界す　　　〃
　少年期不幸なる哉山頭火　　　〃
　病めば梅ぼしのあかさ　　　山頭火
　けふは凩(こがらし）のはがき一枚　　　枝氷
　太平洋戦争の前年山頭火逝く　　　〃
　太平洋戦争の勃発の年吾十二歳　　　〃
　この戦争を知らず逝きたる山頭火　　　〃
　おちついて死ねそうな草萌ゆる　　　山頭火
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　私は又旅に出た
　山頭火は歩いた
　何処までも何処までも歩いた
　幾度、旅立っても人間というものは
　決して何処にも到達しないものである
　人間にとっては出発しかない。
　結弦や真央がこのことが判る日が遠からんことを願う
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　真摯なるアスリート征く１７才　　　枝氷
　トロントでライバルと競う高揚感　　　〃
　
　世界選(３位ニースから)の飛躍＆師との別れ　　〃
　「自分てこんなに出来ないんだ」の体感　　〃
　「吾知る・・・結弦・・・己の弱さを」　　　〃
　ジェフが振付し「パリの散歩道」（ブルース）　　〃　
　「ノートルダム・ド・パリ」フリー「高度技術新しい挑戦」　　〃
　トウループクワド＆サルコウクワドの自他共に「強烈パンチ」　　〃
　驚きは「凄い試練を楽しんでいる結弦」の意気　　〃
　初戦「フィンランディア杯」優勝～「スケ・アメのＳＰ９５．０７世界最高レコード・・・・・・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　・・・「そもそも『ショートを忘れなきゃ』という思考自体、ショートに囚われて
　　　　いたんですよ。『フリーに集中しよう』ならいいけど。そういう切り替えの
　　　失敗、精神的ミスです。心の芯をショート(の得点)に掴まれて、頭は次に
　　行こうって思うのに、心が行けなかった」　そして、「もっと大事なことがある」
　と言って、こう続けた。
　　「自分が発した言葉って、自分に残るじゃないですか。だから『落ち着け』
　って口に出して自分に言い聞かせるのは、ある程度大事。　でもね・・・。
　口に出さないで、内に秘めていることの大事さにも、気づき始めたんですよ」
　・・・・・「でもね、その闘争心が剥き出しの人もいるし、見せない人もいる。
　最近の僕は半々になったんです」～～～～～
　インタビューアーの野口美恵さんの見事な誘導に
　その本心を包み隠さずに素直に考え答えるこの結弦君の言葉の彩に
　物凄い心の煌めきが見えるし、その言葉を通じてそのスケートと言うより
　も、この青年の地震体験を通じてその人生に対する生き方の大きな変化
　を見、感じることが出来るようになったことと、それに伴い、スケートその
　ものに対する実践と評価が極めて堅実に厳しいものになっていてこれは
　アスリートとしても実に見事な成長の証であると思う