2017年NHK杯の公式練習で4回転ルッツを跳んだ際に転倒し右足を痛めた羽生結弦を特集したニュース動画です。


フィギュアスケート男子の羽生結弦(22=ANA)が9日、まさかのアクシデントで右足首付近を負傷した。グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯を翌日に控えた公式練習で、習得したばかりの4回転ルッツで転倒し、痛めた。練習を途中で切り上げて直後の会見は欠席。今日10日のショートプログラム(SP)出場は不透明となった。けがの状態次第では、66年ぶりの五輪連覇を狙う平昌(ピョンチャン)に向けた調整プランの修正を余儀なくされる。

 NHK杯3連覇、その先のGPファイナル5連覇を狙う羽生に異変が起こった。40分間の練習の中盤、午後4時12分だった。10月のロシア杯で初めて成功した大技の4回転ルッツを跳んだ羽生は、右足での着氷に失敗。膝が内側に折れ曲がる不自然な体勢で転倒し、うずくまった。険しい表情で、右足をひきずりながらゆっくり滑り、練習を切り上げた。約3分後、氷上に戻りフリー「SEIMEI」の曲をかけ練習を行ったが、ジャンプを跳ばなかった。時折動きを止め、右足首付近に手をやり気にするしぐさも見せた。練習後すぐに治療に向かうため会場を去った。

 午後7時から予定された公式会見は治療のため欠席。会見の冒頭に日本連盟から「(羽生の)けがの内容、明日以降の競技については、医師からの連絡が入っていないため発表できない」と報告があった。今日10日のショートプログラム(SP)に出場するかは、不透明な状況だ。

 けがの詳細は明らかにされていないが、羽生の練習を見ていた元選手の関係者は「ジャンプの時に膝を内側に入れる着地が、一番危ない。羽生選手は股関節が柔らかいので膝への負担はとどめたが、足首を痛めたのでは」と推察した。加えて「直後のスケーティングで右足に体重が乗っていなかった。SPは出来ても、フリーは難しいのではないか」と影響を指摘した。強行出場したとしても、本来の力を出す演技は望めないとみられる。

 症状が深刻だった場合、今大会の欠場によって5連覇のかかるGPファイナル出場を逃すだけでなく、連覇がかかる平昌五輪にも影響が及ぶ可能性がある。今は、軽症であることを祈るしかない。

フィギュアスケート男子の羽生結弦(22=ANA)が9日、まさかのアクシデントで右足首付近を負傷した。グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯を翌日に控えた公式練習で、習得したばかりの4回転ルッツで転倒し、痛めた。練習を途中で切り上げて直後の会見は欠席。今日10日のショートプログラム(SP)出場は不透明となった。けがの状態次第では、66年ぶりの五輪連覇を狙う平昌(ピョンチャン)に向けた調整プランの修正を余儀なくされる。

 NHK杯3連覇、その先のGPファイナル5連覇を狙う羽生に異変が起こった。40分間の練習の中盤、午後4時12分だった。10月のロシア杯で初めて成功した大技の4回転ルッツを跳んだ羽生は、右足での着氷に失敗。膝が内側に折れ曲がる不自然な体勢で転倒し、うずくまった。険しい表情で、右足をひきずりながらゆっくり滑り、練習を切り上げた。約3分後、氷上に戻りフリー「SEIMEI」の曲をかけ練習を行ったが、ジャンプを跳ばなかった。時折動きを止め、右足首付近に手をやり気にするしぐさも見せた。練習後すぐに治療に向かうため会場を去った。

 午後7時から予定された公式会見は治療のため欠席。会見の冒頭に日本連盟から「(羽生の)けがの内容、明日以降の競技については、医師からの連絡が入っていないため発表できない」と報告があった。今日10日のショートプログラム(SP)に出場するかは、不透明な状況だ。

 けがの詳細は明らかにされていないが、羽生の練習を見ていた元選手の関係者は「ジャンプの時に膝を内側に入れる着地が、一番危ない。羽生選手は股関節が柔らかいので膝への負担はとどめたが、足首を痛めたのでは」と推察した。加えて「直後のスケーティングで右足に体重が乗っていなかった。SPは出来ても、フリーは難しいのではないか」と影響を指摘した。強行出場したとしても、本来の力を出す演技は望めないとみられる。

 症状が深刻だった場合、今大会の欠場によって5連覇のかかるGPファイナル出場を逃すだけでなく、連覇がかかる平昌五輪にも影響が及ぶ可能性がある。今は、軽症であることを祈るしかない。

(2017年11月10日 日刊スポーツ「羽生結弦が右足負傷で欠場危機…平昌五輪に影響も」より)

大阪府大阪市開催 グランプリシリーズ第4戦NHK杯2017(日本大会)の大会情報、出場選手&結果。男子シングルはセルゲイ・ボロノフが優勝、友野一希7位、佐藤洸彬11位。女子シングルはエフゲニア・メドベデワが優勝、宮原知子5位、本郷理華7位、白岩優奈8位。羽生結弦は公式練習中に負傷し欠場。