ロシアのサランスク (Saransk)で開催されたロシア国内競技会「ロシアジュニア選手権2020(Russian Junior Nationals 2020/Первенство России среди юниоров 2020)」、ロシア代表-カミラ・ワリエワ(Kamila VALIEVA)[2006年生まれ]のフリースケーティング演技の動画です。
Date:2020年2月7日
曲名:ミューズ 「エクソジェネシス(脱出創世記):交響曲第3部(あがない)」 (Exogenesis Symphony Part 3 “Redemption” by Muse)
技術点:88.35
構成点:71.32
合計:159.67 (フリー1位、総合優勝)
- 女子シングル・フリー得点詳細(英語)
- 女子シングル・フリージャッジスコア(英語)
- 女子シングル・総合結果(英語)
The Resistance
ミューズ
*埋込からの再生が不可な為、リンクのみ掲載
素晴らしいですね。
だいぶプログラムが洗練されてきて、良い感じです。
4回転も力みがなく、コンパクトに軸が細く、質が良いですね。
彼女はジャンプの着氷姿勢が美しいし、そこからの流れも良いです。
最近の採点の主流で言うと表現力というより、ジャンプ前後のつなぎやジャンプ自体の美しさが演技構成点を上げる鍵になっているので、そういう点では有利ですね。
スピードはあると思うけど、少しスケーティングにパワーがないんですよね。その辺をどうカバーしてくるか。
ただつなぎは自然だし、プログラムも悪くない。今季は彼女が世界ジュニア優勝最有力候補かな。
スピンもかなり完成されてきて、国際舞台でもGOEで4以上つきそうです。
ただし、五輪出場となると、もう一種類4回転か3Aが必須ですね。エテリ3姉妹の調子が落ちてきたら、代表もあり得るけど、そうじゃない限り、シニア1年目で勝ち続ける作戦で演技構成点を伸ばしていくのも大変だし、今の技術点では、ちょっと厳しい。
ここ最近、非常に演技の見た目が安定してきた感じがあって、ちょっと筋肉付いたのかなという印象もあるので、このままうまく成長してほしいです。