ロシア杯2020第2ステージ　1日目(全種目SP＆RD)　(解説：ロシア語)

ワリエワ、すごく良かった…妖精みたい。ため息。

やはりロシア女子は見ごたえがありますね。
ワリエワとトゥルソワに10点差がありますが国際大会なら、ワリエワ74点～75点、ウサチョワ73点、トゥルソワ74点くらいなんじゃないかと思うので、本来あまり差はないように見えます。
ロシア独特採点でボーナス点とエテリ組には特に甘目で、ここまで差が開いていますが、どうでしょう。
トゥルソワの3Aはかなり高さが出ているので、きれいに着氷すればコストルナヤくらいの加点はもらえそうです。ただ演技構成点的には3A前に、もう少しステップを入れないと、旨味が半減ですね。ただし3Aはショートだけでなく、フリーでも跳ぶなら4回転＋3Aだから技術点ではトップになりそうです。あと確かにトゥルソワは上半身に力が入っているせいなのか、振り付けは良くできているけど、トゥルソワがそこに追い付いていないんですよね。もう少し柔らかさとか、滑らかさが欲しいです。
ワリエワは文句なし。五輪までにはこれに近い得点を出せるようになっていそうです。これだけ足が長いのに、上手く使えていて脅威ですね。なんだかんだで今までにいないタイプに成長しました。
ウサチョワは、まだトップ4人に割って入るのは難しいかなという印象です。4回転がないというのもあるけど、なんかちょっと演技が細い感じで、もう少しダイナミックさとか驚きが欲しいです。
ロシア選手の良いところはスピンも一切手を抜かないところですね。ワリエワ、ウサチョワは言うまでもなく、今回取りこぼし多めではありましたが、トゥルソワも手を抜いてないですね。ちょっとだけビールマンのポジションが良くなりました。
他の選手もコンスタンチノワは回転不足さえなければ良かったと思いますし、GPS並みに豪華な大会です。
ちなみにロシアのGPSってどうなるんですかね。ワリエワは出られないだろうけど。すごいことになりそう。他のGPS大会の優勝者の得点でも台落ちとかもありそう。