浅田真央

エアウィーヴの新商品発表会に出席し取材に応じた浅田真央のニュース動画です。


フィギュア世界選手権で7位に終わった浅田真央(25=中京大)が12日、都内で行われたエアウィーヴの新商品発表会にゲスト出演した。同社のCMに起用されている浅田は「エアウィーヴも進化しているなと感じて、私も進化できるよう頑張ろうと思いました」と、笑顔を振りまいた。イベント後は質疑応答に応じた。

 -1年を振り返ってどんな思いか

 浅田 復帰すると発表してから、ボストン(世界選手権)の試合が終わって、長かったなあとは思ったんですけど、自分が復帰を決めてから、自分ができるのかなあと、「?」マークの方が強かったんですけど…。今こうしてシーズンを終えてみて、自分がやらなくてはいけないこと、目指すものが明確に見つかったので、今はそれに向かってやっていくだけだなという風に思っています。

 -復帰して良かった、復帰しなければ良かったなと思ったのはいつか

 浅田 シーズンいろんな大会に出させてもらったんですけど、良かったり悪かったりいろいろあったんですけど、復帰して良かったなと思う時もありましたし、復帰しなかった方が良かったのなかと思った時もあったんですけど、今こうして(シーズンを)終えてみて、強い覚悟でこの選手生活に戻ってきたので、今は何があっても最後までやる切る気持ちの方が強いので、いろんな思いはありましたけど、今はそれも全部含めて、次に向かっています。

 -1年間のブランクははリスキーだったか

 浅田 ソチのシーズンが終わって、世界選手権が終わった後は、自分ももう選手はやらず、アイスショー、プロとして滑るんだなあと思っていたんですけど、1年間休養したことで、また選手に戻ってきたいって、自分が復帰したいって思えたので、私にとっては休養した1年はすごく大切な1年だったと思えましたし、休養しなければ復帰もしなかったと思っています。

 -平昌五輪への思いは

 浅田 エアウィーヴも進化していたので、私も強く、もっともっと進化したいと思えたので、まずは1年1年自分が進化していけるようにして、その先に平昌という舞台が待っていてくれたらうれしいなと思っています。

 -浅田選手にとっての進化とは

 浅田 選手として戻ってきたからには、もちろんフィギュアスケートは競技のスポーツという部分とその半面、やっぱり芸術の部分という面があって、私は何を表現したいか、どのような滑りをしたいかというのを求めてきたんですけど、その一方で、やっぱり選手として戻ってきたからには、やっぱり結果も順位も求められてくると思いますし、自分もそれを求めてやっていかなきゃいけないかなっていうふうに思ったので。今は本当にジャンプの技術が世界的に高くなってきたので、私もジャンプの技術をもっともっと高くしていかないといけないと思いました。

 -近い将来の夢は

浅田 う~ん、やっぱり、もう本当にフィギュアスケーターとして、選手として競技できるというのは、あと数年だと思うので、最後は本当に自分がやり切った、そして復帰して良かったなと、スケート人生良かったなと、笑顔で終われるような選手生活にしたいと思います。

 -その夢の舞台は平昌になるのか

 浅田 私自身もオリンピックに2回出て、5歳からスケートを始めて、10歳のころからオリンピックというすごく大きな舞台を夢見てやってきて、やっぱり選手としてやる以上、私自身もオリンピックという最高の舞台にもう1度行きたいという思いが強いですし、それが、私の最終目標になるんじゃないかなと思います。それが正夢になれば、本当にいいなって思います。

(2016年4月12日 日刊スポーツ「浅田真央『平昌五輪が最終目標になる』/一問一答」より)