坂本花織 母校・神戸学院大の入学式にサプライズ登場 新入生へ笑顔でエール

フィギュアスケーターの坂本花織さんが、母校・神戸学院大学の入学式にサプライズ登場しました。世界選手権を最後に競技生活に区切りをつけたばかりの坂本さんが、自身の大学時代を振り返りながら、新入生へ「思い残すことなくやりたいことをやり切って」とエールを送った様子を紹介します。

🎥 動画(ノーカット)

  • 00:00 坂本花織さんが入学式に登場
  • 01:27 世界選手権出場を決めた理由と引退への思い
  • 02:40 オリンピックはなぜ特別なのか
  • 03:27 大学生活と競技の両立を振り返る
  • 06:25 新入生へのアドバイス「大学はどれだけ器用に生きるか」
  • 09:01 大学から受けたサポートと“スケート部”秘話
  • 12:50 新入生と「未来へ!ジャンプ!」
  • 13:34 囲み取材開始
  • 15:43 大学で学んだことは今後どう生きるか
  • 16:46 大学時代の経験が今に生きていること
  • 18:02 スポーツマーケティングをどう生かすか
  • 19:49 学生時代の思い出とお気に入りの場所
  • 21:20 新入生へ伝えたい4年間の過ごし方

出典:YouTube動画「ABCテレビニュース

※発言内容は動画をもとに要旨を整理して掲載しています。全文の逐語録ではありません。

00:00司会

フィギュアスケート選手として挑戦を続け、このキャンパスから世界へ羽ばたき、最高のステージで夢を叶えた、神戸学院大学卒業生・坂本花織さんです。どうぞお迎えください。よろしくお願いします。

00:30坂本花織

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。卒業生の坂本花織です。よろしくお願いします。

00:40司会

坂本花織さん、ちょうど先月、世界選手権を終えられて引退されたばかりということで、現役生活本当にお疲れさまでした。選手としては何歳からということになるんですか?

坂本花織:選手としては4歳からです。試合に出たのは5歳からですね。

01:27司会

どうですか、世界選手権を終えられて。

坂本花織:世界選手権は、本当は出る予定ではなかったんですけど、オリンピックでしっかり目標にしていた金メダルを取って引退しようと決めていました。でも思い通りの結果にならなくて。

坂本花織:メダルという、結果だけ見ればすごくいい結果だったんですけど、自分の納得感がその時はあまり得られなくて、やっぱり最後、まだ力もあるし、自分がやりたいと思っているのにやめるわけにはいかないなと思って、最後に世界選手権に出て、完全優勝して終わることができました。

02:20司会

世界選手権も優勝されて、オリンピックの舞台も何度も経験されていますけど、やっぱりアスリートとして、オリンピックの舞台って特別だと聞くんですね。どうですか。違うんですか?

坂本花織:全日本とか世界選手権は毎年やるので、それなりに数を踏んでいって、「こういう感じだな」というのがつかめるんですけど、どうしてもオリンピックは4年に1回なので、感覚がつかみにくいんです。

坂本花織:しかも、それを次に生かす時には自分の年齢が4年上がっているので、体力的にも「前回とは違うな」というところがやっぱりあります。そういう意味では厳しいところもあるんですけど、でも年齢を重ねているからこそできるスケートもあったので、オリンピックでも世界選手権でも、そこは一緒だなと思います。

03:27司会

今日は新入生の皆さんもたくさん来ていただいていますので、これから大学生活を始める皆さんに、坂本先輩からアドバイス的なことも、当時のエピソードを交えながら聞きたいと思っています。コロナ禍の大学生活を経て、普通の学生生活だけではなく、選手としてもトレーニングを積まないといけない中で大変だったと思いますが、どうだったんですか?

坂本花織:もちろん授業も全部リモートになりましたし、練習も全くできなくて、1か月半リンクが閉まってしまったので。でも、本当に授業を受けるかトレーニングをするかしかなかったので、とにかく授業がない時間はトレーニングしたり、やっぱり心肺機能や持久力も結構いるので、外で走ったりとかしていました。

04:59司会

今は緊張されてますよね。大学でのお友達もたくさんおられたと思いますけど、どうですか。遊びに行ったりとかしてたんですか?

坂本花織:めちゃめちゃ緊張します。何をしゃべればいいか分からなさすぎて。

坂本花織:当時はやっぱり自分自身、スケジュールを詰めまくっていたので、なかなか一緒に遊びに行く時間はなかったんですけど、大学で知り合った友達とは今でもつながりがあって、遊んだりとかしています。

坂本花織:それこそ、もう結婚する年齢にもなってきているので、その子の結婚式に行ったりとか。大学の友達って、学生時代最後にできる友達なので、一番離れにくいというか、今でもつながっていることが多いです。

06:25司会

大学生活の中で、これだけはやっておいた方がいいよ、ということはありますか。これは手を抜くな、これは手を抜いていい、とか。

坂本花織:抜くところは、あんまりないと言いたいですけど……。でも、大学は「どれだけ器用に生きるか」だと思います。

坂本花織:とにかく1人で何でもやろうとすると結構大変なんです。なので、なるべく同じ授業にいる友達を作るのが一番ベストかなと思います。

坂本花織:授業によってはグループディスカッションとかもあるので、そこで「この人、普段もしゃべれそうだな」とか、そういうのを積み重ねて、ちょっとずつ友達を増やしていって、自分が困った時の助けにもなるし、向こうも助けになる。お互いのためにも、なるべく1人で抱え込まず、友達が難しかったら教授でもいいし、教授もたくさんいますので。

07:55司会

教授にも結構頼られたんですか?

坂本花織:めっちゃ頼りました。高校生から大学生に上がった瞬間、履修登録も全部自分でしないといけない。高校生までは決められた時間割でやり過ごしているけど、大学生になると、この単位分を取らないといけないとか、必須を取らないといけないとか、それが本当に1年生の時は大変で。

坂本花織:1時間目に行けるわけないのに1時間目を入れちゃったりとか、そういうのを何回もミスして、「頑張ってやってみ」みたいな感じでした。

09:01司会

同窓会とのエピソードはあったりするんですか?

坂本花織:同窓会というか、私は大学4年の間もフィギュアをやっていたんですけど、その間も両立できるように、いろんなサポートでいっぱい支えてくださって。

坂本花織:大学の試合に出る時も、急きょ大学側がスケート部を作ってくださったりとか。

坂本花織:そうなんです。私が卒業したと同時に解散しました。

10:02司会

最後に、せっかく坂本花織さんにお越しいただきましたので、新入生の皆さんと一緒に、今日という日の思い出にしていただきたいということで、皆さんにもご協力いただきたいと思います。

司会:今からちょっと声を出していただきたいんです。皆さん、これからの4年間、あるいはもっと先の人生でかなえたい夢があると思います。小さいことでも何でもいいです。資格を取るでもいいし、留学するでもいいし、いい仲間を見つける、友達を見つける、こういう仕事に就きたいとか、何でもいいので、その心の中の願いを込めてですね、私たちが「未来へ」と言いますので、「ジャンプ!」と言って拳を高らかに突き上げていただきたいんです。

11:44司会

ちょっと練習しましょうか。私たちが「未来へ」と言ったら、大きい声で「ジャンプ!」と言っていただいて、拳を突き上げてください。回転していただいても大丈夫です。

坂本花織:回転、私ですか? 大丈夫ですかね。

12:50坂本花織

皆さん、盛り上がる準備はできてますか?

声が足らないぞ。もう1回。お腹から出して。盛り上がる準備、できてるか?

13:26坂本花織・会場

未来へ! ジャンプ!

13:34記者

今日は卒業生として新入生の方にスピーチされたと思うんですけど、率直に感想を教えてください。

坂本花織:なんか、まだちょっと緊張してるところはあるのかなっていう雰囲気で終わったんですけど、最後にみんなで「ジャンプ!」って声を出す時に、たくさんの声が湧いたので、一体感はあるなって感じました。

14:06記者

坂本さん自身は緊張されましたか? こんだけオリンピックとか世界選手権の大舞台を経験されていてもですか。

坂本花織:めちゃめちゃ緊張しました。滑るよりしゃべる方が緊張します。

14:20記者

ご自身の入学式ってどんな感じだったか覚えていますか?

坂本花織:学部ごとの代表が学部長さんと握手したり、ハグを交わしたりしていて、私は学生に背を向けて立っていたんですけど、カメラがちょうど私視点だったんです。その時に、経営学部ってなった時に、知ってくださってる方がけっこうたくさんいて、私がスクリーンに映し出された瞬間に「ええー!」みたいな反応になって。それが懐かしいなって感じました。

15:29記者

改めて、大学4年間を通じて学んだことや、新入生の方に伝えたいことはありますか?

坂本花織:私は経営学部で、マーケティングのことだったり、いろいろたくさん学びました。今こうやって現役を終えて、次にインストラクターとして、コーチとして働くってなった時に、経営のことってすごく大事になってくるので、今からの人生で、この大学で学んだことがやっと生かされる時が来るなっていう感じがしています。

坂本花織:大学で学んだことだったり、分からないことがあったら大学の教授に改めて聞こうかなと思っているので、そういうところでも教授とつながっているっていうのはすごく心強いですし、学びが力になってるなって感じます。

16:38記者

大学時代の経験が今に生かされているなと感じることはどんなことがありますか?

坂本花織:スケジュールを組むのがうまくなったかなっていうのはすごく感じています。高校生までは学校側が決めた時間割をこなしていましたけど、大学生になると履修を自分でやったり、その間に何ができるだろうって考えたりして、日々を充実させるためにいろいろ取り組んでいかないといけないので。

坂本花織:1年生の時は本当に結構無茶して、いろいろ詰め込んじゃったりしていました。でも、3年生くらいになってくるとだいぶそれがうまくなって、それが今、効率よく動けることにつながっているので、そこはすごく大きいかなと思います。あとは、経営学部で学んできたことが、これから生かされる時なのかなって思っています。

17:53記者

「これから生かされる時」というお話がありましたけど、今後に生かしていきたいことを具体的に教えてください。

坂本花織:授業でスポーツマーケティングだったり、スポーツと経営のつながりだったりをしっかり4年間学んできたので、それをフィギュアスケートにどう生かしていくのか、もう一度しっかり考え直して、それを生かせるようにしたいなと思っています。

18:35記者

この大学で4年間学ばれたことが、競技者として生かされたと感じる経験はありますか?

坂本花織:レポートを出すために、自分が今フィギュアスケーターとしてやってる活動と、経営がどういうつながりがあるのかを改めて調べて、気づいたこともたくさんありました。

坂本花織:フィギュアスケートも、ただ自分たちの力だけで試合をやっているわけではなくて、いろんな人のサポートがあったり、どういうお金の動きがあってこういうことにつながっているのか、みたいなことを、自分で調べて学ぶことができたので、この4年間の学びはすごく大きかったなと思いました。

19:36記者

今日、神戸学院大学に戻ってこられるのは久しぶりですか。学生時代を思い出す時間だったり、お気に入りの場所はありましたか?

坂本花織:キャンパスが海辺にあって、夏とかは海風がすごい吹いてくるので、涼しかったりとか。

坂本花織:あと、私自身、声のボリュームのデフォルトが大きいので、学食で食べると周りに迷惑をおかけしちゃうので、外の階段のところで友達と、私と同じぐらい声のデフォルトが大きい友達と、バカ騒ぎしながら食べたりとか。

坂本花織:お弁当を作り合って交換して食べたり、一緒に授業を受けて「教えて」って言ってるのに全然教えてくれなかったり、お互い分からなくて「どうしよう」ってなったり。いろいろ思い出はあります。

20:50記者

そのお友達とも今もつながりがあるんですか?

坂本花織:はい、今でもつながりがあって、試合やアイスショーを見に来てくれたりとか、試合前や試合後も連絡をくれたりとか。あとは世代的にも、いろんな結婚式に行ったりとか、そういうのもあります。

21:13記者

学生時代を振り返って、「これだけはしておけばよかったな」と思うことや、新入生に「この4年間でこれだけはやっておいた方がいいよ」と言えることはありますか?

坂本花織:将来が結構固まっている人にしたら、大学で何を学ぶべきかっていうのはすごくはっきりしていると思うんですけど、なかなか将来のことって難しいので。

坂本花織:大学に行って徐々に決めていこうって考えている人は、自分がどんなことが得意で、何が苦手かっていうのをもう一度知る機会でもあると思うので、それをつかんで、4年間でしっかり将来どういう職に就くかを決めたりとか。

坂本花織:私はインストラクターになるっていうのは結構前から決めていたので、どうやって授業で学んだことを生かしていこうかっていうのを考えながらできたので、そこは良かったかなと思います。

坂本花織:ただ、まだ現役だったので、話が入りにくかったり、自分がインストラクターになる頃には変わってるだろうなって感じもあったので、何が大事かを見極めるのは自分は難しかったです。だから、そこをもう少し明確にしてやればよかったなと思いました。