ヴィヴェカ・リンドフォース　欧州選手権2019　フリー演技　(解説：イタリア語)

貴方は昨年7月に引退されました。

ですので、これが最後のコメントとします。

リンドフォース選手。
選手生活お疲れ様でした。
貴方の事を初めて拝見した試合は、欧州選手権2016でした。
当時、貴方の大きなジャンプと良質なスピンを拝見し、大きな国際大会で表彰台に乗る可能性を感じ、FINの選手を初めて知った事から、応援させて頂く事に決めました。

平昌五輪2018代表を逃すまで、紆余曲折の日々でした。中々ジャンプは安定せず、良い物を持っているのに、成績もあまり振るわず、「厳しいかな…」と何度も感じた事も有りましたが、信じて、応援していました。

そんな中、貴方は五輪出場を逃し、辛い経験をされた後、何かが変わった。

選手として、別人のように、強くなった。
貴方の演技から、燃える闘志のような物を感じるようになりました。
それからの貴方の成長スピードは、私の想像以上に本当に凄かった。
フィンランディア杯で表彰台に乗り、途中乱れた試合も有りましたが、安定した演技を継続的に見せました。
そして、欧州選手権2019がやって来ました。
当時スケートファンの間では、ロシア選手の表彰台独占が最も囁かれていました。
ですが、私は、貴方が表彰台に乗る事を、信じて祈っていました。
SPが終了し、僅差の4位で迎えたFS。表彰台に乗るには大きなミスは許されない、そんな中、貴方はそれが無く、まとめました。
終了し貴方が感極まっている様子を拝見し、こちらも、3年前からの事を色々と回想しながら、「よく頑張った」。貴方が弱い自分に勝った事が嬉しくて、涙しました。
そして最終結果が分かった瞬間、
「願いが、叶った」。
厳しいだろうと何度も感じた私の願いが、3年後、本当に叶い、驚きと共に、大きな喜びで溢れました。
表彰台に乗った姿を拝見した際は、感無量でした。

その後、背中の怪我に悩まされ、2020年7月。あの後試合に出場されないまま、引退されました。
当時は、率直にショックでした。
ですが、「お疲れ様。ありがとう」直ぐにその思いになりました。
当時は下位だった選手が、最終的には欧州選手権のメダリストとなった事が、本当に嬉しかった。
THE ANSWERの記事も拝読しました。
「実力者」という表記を拝見した際・Wikipediaで欧州での表彰台の記述を拝見した時は、当時の成績を知っているからこそ、胸がいっぱいになりました。

現在も、貴方の事を個人として応援しております。
今後、貴方の事を拝見する事は無いかもしれません。ですが、貴方の事は決して忘れません。

改めて、選手生活本当にお疲れ様でした。
そして、ありがとう。