ドミトリー・アリエフ　JGPリュブリャナ杯2016　フリー演技　(解説：英語)

アリエフ君…
キツそうなプログラムですが…
とにかく残念です。
メンショフさんが同じリンクでコーチもされてるそうで
メンタルコーチも兼任でとか思わず想像しました。
このままでは代表も危なくなるとか
ちょっと心配になります。

大技4本が全く決まらず・・・ジャンプ得意なはずなのに、どうしたのでしょうか？
フリーレッグ引くのが遅れたのでしょうか？
最初の2本が失敗しショックだったのか、3Aも脚に氷がついてないような着氷で、
呆然としていましたね。
自分でも何が起きたのかわからない、といった表情で、かわいそうになりました。
これだけ転倒すると体力も消耗するので、既に中盤で苦しそうでした・・・
ファイナルは出れるのかな？
このプログラム、男らしい風貌のアリエフ君にあっているし、
去年よりも情感たっぷりで滑れるようになって、
見応えあるので、立ち直ってほしいです。

アリエフ君のファイナル進出は今週末のヴィンセント君の出来にもよりますでしょうか。
ヴィンスが2位以上だと2位＋2位で26ポイントになってアリエフ君を上回ってしまいます…
次戦はサマリン君とヴィンス君の対決になりそうですし。
ロマン君がどこまで食い込めるかにもよりますが、横浜の状態からみるとヴィンスが強そうです。
メンタルのせいなのか何なのか肝心なところでのやらかし癖も気になりますが、アリエフ君は見かけはしっかり大きく見えますけど、スタミナはあんまり無い感じですよね。（この高難度プロを滑りきるには、という意味ですけども）
まだ17歳だから身体も心も成長途中なんでしょうし、今後身体が出来てくるとスタミナもついてくるでしょうが。
このところジュニアプロも高難度化しまくりで大変な時代だと思います。
それでいて、ジャンプ中心プロじゃない、ちゃんと表現にも気を配ったプロを見せなくちゃいけないし。
アリエフ君はキャラクターになりきって作品にどっぷりはまり込んで演じられるところがヤグディンに重なりますね。
仮面の男は小さい頃にTVの前でヤグの動きを一つ一つそのまま繰り返していたそうですよ。
そのインタ（今年の2月）では、仮面の男のような傑作を滑れるのはヤグだけ、なんて言ってたみたいですが、心境の変化があったのかな？
この編曲はヤグのに似てますが、これがヤグリスペクトであっても、決してコピーじゃないのはわかるので、アリエフ君の仮面の男、更なる進化を楽しみにしています。