カレン・チェン JGPクロアチア杯2014　フリー演技　(解説：英語)

準優勝おめでとう～納得の2位ですね。。
綺麗な３－３は加点２の方がほとんどで素晴らしいです。ディクソンさんの振り付けとかはまりそうな感じですね（笑）あまり伸びても困りますが…ファイナルは日本対ロシアになりますね。

始まってすぐカスタネットが聞こえて、赤い衣装とあいまってカルメンかと思ったら、ゴッドファーザーでした。
初めはシチリア舞曲の主題がバイオリン現れ、哀愁を帯びた旋律ですが、彼女の演技はちょっと元気がよすぎるかもしれないです。笑顔ですし。ショートもそうなんですけど、曲と表情と演技が合ってないと感じます。この旋律でぐいぐい漕がれても、うーんと思いますし、曲を表現するトランジッションもロシア勢と比較するともう少し欲しい、と感じました。
ステップで、バイオリンがオブリガートになり、伴奏で付点のリズムが強調されますが、ここらはもう少しそのリズムを感じて欲しい、いや感じてないわけではないですが、ステップを踏みながらだと難しいのか、ステップを踏んでいるけど曲を表現するようになっていないし、振りももうちょっと何か欲しいと感じます。せっかくおしいところですから。
ステップ後のスピンで、ゴッドファーザーの主題が少し顔を覗かせ、ここから俗に言う愛のテーマがはじまって、それらしい振りをするのですがすぐジャンプの滑走に移行します。
この後、シチリアーノが異なるアレンジで再現されていますが、ここから最後まではひたすらジャンプで、表現もなにもないです。
まあジャンプは跳べる選手なので、今回は曲と演技中心に見たのですけど、彼女の個性や表現の実力からすると、選曲ミスとしか思えないですね。若いのでいろいろな曲とで滑らせるのなら分かるのですが、これだと、ジャンプを跳んでいる以上の感興は湧いてこないです。ジャンプやスピンはそれぞれ立派ですけど、曲から何も感じていないようなところはすごく気になりますね。不器用そうではないので、教えれば出来そうに見えるのですが。