荒川静香 本田武史 田村岳 羽生結弦

2012年3月11日宮城県仙台市のアイスリンク仙台で開催された「リンク復興演技会」の動画です。


1年前の大震災で被害を受けた仙台市のアイスリンク仙台。11日の「リンク復興演技会」には、フィギュアスケートのトリノ五輪女子金メダリスト荒川静香さん、今月末の世界選手権に出場する羽生結弦選手(宮城・東北高)らが出演した。
 
演技直前の午後2時46分に黙とうし、荒川さんは代名詞のイナバウアー、羽生選手は高さのあるジャンプを披露。長野五輪代表の本田武史さんと田村岳斗さんも華麗な滑りを見せ、このリンクに通う子供たちとその家族ら約200人の招待客がトップスケーターの演技に拍手を送った。
 
震災で設備が損壊したリンクは、昨年7月まで休業を余儀なくされた。ここで育った荒川さんは「被害を受けたと聞いた時はショックを受けたが、みなさんの努力で復旧し、また滑れた」と感慨深げ。このリンクで練習中に被災した羽生選手は「1年後のきょう、またこのリンクに立てるとは思わなかった」と声を震わせ、初の世界選手権に向けて「日本人はここまで頑張っているという演技を見せたい」と決意を示した。

(2012年3月11日掲載 時事通信「荒川さんら出演=仙台でリンク復興演技会-フィギュアスケート」より)