山田満知子 下町のリンクで半世紀

伊藤みどりや浅田真央を育てた名古屋在住のフィギュアスケートコーチ、山田満知子さんのインタビュー兼ドキュメンタリー動画です。映像はNHKの「ホリデーインタビュー」で放送されたものです。



 

伊藤みどり、恩田美栄、中野友加里、浅田真央といったトップスケーターたちは皆、名古屋から巣立った選手。その才能を開花させオリンピックや世界選手権に出場するまでに育てたのが、フィギュアスケート・コーチの山田満知子さん(64)。

45年間、名古屋にあるスケート場で子供達に指導を続けている。スケート場があるのは、賑やかな商店街や大須観音で知られる名古屋の下町、中区大須。

「華麗で気品のあるフィギュアとはほど遠い街。でも、大須だからこそ素晴らしいスケーターが育って行った。」と言う山田さん。
親たちとも一体となった和気あいあいのクラブは山田ファミリーとも呼ばれる。

山田さんは高校時代に全国高校総体・国体で優勝するなど、自らも選手として活躍したが、「子供の頃からなかば強制的にやらされてきた、スケートは大嫌いだった。」と、20歳で現役を引退。その思いがあるだけに今は「子供たちがスケートを好きになってくれるような環境作り」を第一に考えている。引退後頼まれてコーチを始めた山田さんだが、伊藤みどりとの出会いから、コーチとして飛躍していった。今のモットーは「スケートを通じた人間育成」。「スケートがうまくなるよりも、人から愛される少年少女になって欲しい。」

 

一流コーチが、どのようにトップスケーターを育ててきたのか。なぜ、下町大須から数々のトップスケーターが生まれたのか。およそ半世紀に渡る山田さんのコーチ人生に迫る。

(NHK HPより抜粋)