カミラ・ワリエワ　北京オリンピック2022　フリー演技　(解説：なし)

どうか回りの、世界のフィギュアフアンの方々、一選手だけを責めないでいただきたい。
あの国であの立場なら個人はないのかもしれない。

管理人様、ありがとうございます。

また一から出直して来ればよろしい！
ただそれだけですね。

※メダルを逃した瞬間の彼女の反応を見ていたらやはり自ら辞退する気はないのだと思いました。

まあロシアで起こっていることを完全に調べるのは不可能だと思うのでこのままうやむやになる気がしますが、欧米の関係者の手の平返しもすごい。今まで絶賛してたのに、急に薬がないと彼女達のやっていることは到底無理とか今さら言いだしたり。ジャッジングについても突然間違っていると言い出したり。何でもっと前から声をあげなかったんだろう。

このままではカミラだけがドーピングしてるってことになってしまう。
本当のことをぶっちゃけてしまえばいいのに。
色々影響があるかもしれないが。
まあ、ロシア国内では悲劇のヒロイン扱いで、そんな「裏切り」は難しいかもだけど。

普通の演技をしていれば、当然３位以内には入っていたでしょう。
でも、その時に待ち受けている状況を想像したら、
とても耐えられるものではなかったと思います。
メンタル的にすでに限界に近かったのでしょう。
でも、あんなに転倒して崩れる姿にはとても驚きました。
意識的に点数を下げて、その先に待ち受ける恐怖から逃避したかった？
そんなことを想像してしまいました。

「これで表彰式ができるわね」
その言葉は精一杯の抵抗だったのでしょうか。
がんじがらめの命がけの、想像を超える重圧はあまりに酷です。
この一件で、恐ろしい闇の一端を見た気がします。
ワリエワ選手が闇の象徴のようになってしまいましたが
彼女の行く末が案じられ、複雑な気持ちです。

何歳になっても、普通の生活をしようにも、「あの時の選手」と言われる可能性があるのは、まだ15歳であることを鑑みると、あまりに酷だなぁ。全てを犠牲にして過酷な練習を耐えてきた結果として、これから国家ぐるみの問題の当事者として色々対応に追われるわけだし、中学生の女の子が背負うには、あまりに重すぎる運命かと。しなやかさと表現力を見ても、薬がなくても、抜きん出た才能を持ち合わせている選手なのに、もったいない。

今回感じる気持ちの悪さは、アンチドーピングと選手の人権問題と政治が最悪の形で混ぜこぜの形で露呈したことだと思う。ドーピングは、ダメなんですよ絶対にダメ。

その大前提のうえで、禁止薬物が発見されたので団体の表彰式を行わないというニュースが我々の知るところとなったタイミングに、違和感を覚えた。

去年の12月に検体を採取、トリメタジジンが検出されたとRUSADA（ロシア反ドーピング機関）に通知されたのが2月8日。その後のドタバタは、ご存知のとおり。
団体戦の後なんですか？ 本当はもっと早く解っていたんじゃないですか？と思いました。
担当者がコロナに倒れて云々は事実かも知れないけれど、結果当該選手に最大のダメージを与えるタイミングだったことも事実です。
欧米マスコミも有名OGOBも連日のバッシング。
言ってることが正しいのは、百も承知でまったく仰る通りなんです、ドーピングは絶対ダメ。

ただこの問題を重く受け止めたのは、指導者ではなく、ワリエワ本人だった。
フィギュアスケートは歴史があるものの、狭い世界。
偉大な欧米の先輩たちにこぞって非難される状況の中で、15歳の子供が演技などできるはずがない。
どう考えても、国威高揚のため強行出場させたロシア指導者が悪いのに、選手が壊れてしまった。

罪を犯したら、人権ってなくなるんですかね。大崩れして号泣する姿を世界中に配信され、ワリエワの名前は汚点として五輪史に刻まれ、おそらくもうこの競技で成功する道は無い。
開幕前に通知して出場不能とすることが、もしかしたらできたのかも知れない。
全部結果論ですし、そもそもドーピングする側の問題なんですが。

そしてさらにシロウトの私は、昨今のウクライナ情勢とまったく関係は無いのかなって考えます。
プーチンはオリンピック大好きですから、現在の情勢を憂う側がロシアの金メダル大本命に対して容赦なく振る舞っても非難されることはない。

ドーピング問題に関しては、アメリカは陸上競技で過去大きな事件があり、米国東京五輪代表選考会においても、女子100メートルの有力選手が失格になっています。
ちょっと主語を大きくしますと旧共産圏、特にロシアの（おそらく）国家ぐるみのドーピングも、多くのスポンサーがつく華やかなアメリカ陸上競技も、決してクリーンなことばかりじゃない。

それから女子の体型について、今回代表選手の細さも話題ですが、私はザンボに集まる少女は、女子体操選手育成候補者層がフィギュアスケートに流れた結果だと思っています。
（まあ、昔は成長抑制剤の噂もあったりしましたが）
祖父母の体型まで確認して入学を認める舞踊学校の伝統が、採点競技にも価値観を共有されていると考えると、横に大きくならない筋肉の付け方、細くても跳べる体幹の鍛え方には、薬物ばかりではない根拠も存在すると思いたいです。

傍観者さま、内田医師の寄稿文ご紹介ありがとうございます
問題発生のあと自分も読み飛ばしましたが、今回改めてじっくり確認して問題の深刻さを感じました

少し話はズレるのですが、今や時代は変わり、18歳以下が応募資格のある有名なバレエコンクールの一次審査では、健康状態が懸念される痩せ方の生徒は落とされるようになりました
子供の健全な育成が望めないジャンルに、未来はありません

薬物問題があの国で懲りずに発生するのは、ロシアの国の在り方なんでしょうね
国家主導の選手強化策といえば、一般的にアンチドーピング教育が含まれると思うのですが真逆を走る体制なので、実際問題自主改革は困難です

リオ五輪の前に、外部告発を試みたとされる元RUSADAの最高責任者や関係者が立て続けに不審死を遂げたり、ロドチェンコ法に名前を冠された、同じく元RUSDAのロドチェンコ氏がアメリカに亡命して現在も身を隠している事実を考えると、外部の人間を受け容れるとは考えにくいです
怖いですね、あまりにもKGB的な世界観が

さてこの話題は、これにておしまいです
帰国する日本選手団と参加した各国選手全員の健闘を讃えて、私の北京オリンピックも終了です

日本で人気のあるジョニーもリッポンもワグナーもワリエラ陣営を非難している。

ワリエラのせいで、一生の思い出となるオリンピックにおいて、女子シングルの全選手は不要なプレッシャーを与えられたし、団体戦のメダル授与式はないし今だにメダルを手にすることがかなわないでいる。迷惑千万極まりない。

以上。

IOCが毅然とした態度を取るべきだった。フラフラフラフラ、ロシアや中国の顔色を伺いながら、結果として最悪の結果を招いた。
年齢関係なく、一度でもドーピング結果が出たら、有無を言わさず、何年間か、試合出れないうな規約にしておくべきだった。

ロシア女子は、エリテ組しかいないわけではない。
世選では、ミーシンさんとこの、リーザが見たい。