マーク・ゴロニツキー　世界ジュニア選手権2018　ショート演技　(解説：なし)

ゴロニツキー選手。

ゴールデンスピン2021男子シングルから、数時間が経ちました。

私は、前回大会であるワルシャワ杯2021で貴方について、「次の試合(ゴールデンスピン2021)は力を出し切る最後のチャンスです。健闘を祈ります」。そう書かせて頂きました。
そして今大会は、力を出し切れるか、見守りながら拝見していました。

SPは、まさかの最終滑走となり、拝見していたこちらは、非常に緊張していました。
崩れてしまわないか心配していましたが、何とか踏みととどまり、ほっとしました。

そしてFS。成功率の低い４回転を回避した構成で臨みました。
冒頭の3Aは転倒が有り、「悪夢の始まりか…」。言い方は悪いですが、そのように感じ、再び不安が過りました。
ですが、その後の貴方は、これまでと違いました。
次の3A+1eu+3Sを美しく成功させた後は、全てのジャンプをしっかり決めました。
途中映像が途切れ拝見出来ませんでしたが、これまでの中で最も出来が良い内容だった事は、何となく分かりました。
演技後、貴方は相変わらず淡々とされていましたが、拝見していたこちらは、既に涙腺が崩壊していました。
完璧ではないと分かっていながらも、これまでの中で、最も良いFSが拝見出来た為です。
貴方の頑張りが一番ですが、私の想いが届いてくれた事が、本当に嬉しかったです。
点数も、自己ベストを約７点更新しました。
技術点は初めて70点台に乗せましたが、最低限の構成での点数の為、まだまだ伸ばせる余地が有ると感じ、安心しました。
又、FSはイスラエル男子シングルの中でトップの点数でした。

正直な所、貴方は能力は有りますが、同時に不器用でどんくさいです。
安定感に欠けますし、時にはステップで転倒してしまうなど、拝見しているこちらは、ハラハラさせられっぱなしです。

それでも、時には、このように、ちゃんと結果を残して下さる。
JGP2016横浜大会から応援している為、親心も有りますが、だから貴方の応援が止められないのです。

今大会の結果は、少なからず欧州選手権2022イスラエル男子シングル2枠目の代表争いに絡んで来ると思います。
又、今月16・17日は、国内選手権2021が予定されています。
イスラエルはコロナウイルスの関係で外国人の入国を制限していると伺っていたので、出場されると思いますが、驚いています。

結果はどうなるか分かりませんが、とにかく、健闘を祈っています。
自分を信じて、頑張って下さい。
ライストから、応援させて頂きます。

今、各国ナショナルも大詰めの所で盛り上がっていますが、こんな時も私は、何てマイペースなのだろう…としみじみと感じます。

作業以外の時は、四六時中欧州選手権2022の事を考えて、貴方やレヴァンディ選手の事が頭から離れないでいる。貴方の国内選手権2021SP演技動画を何度も見返して、うっとりして、情に浸っている…。何だか、私は本当に幸せ者です。

今シーズンのSP「recordami」。
４回転を回避した構成は国内選手権が初めてでした。何だか、歯痒い思いも有ると思いますが、3回転でまとめる方が、演技全体の出来がずっと良かったです。

歌詞も翻訳しました。
要約すると、「貴方の事を愛しているから、私の事を覚えていてね」という事を歌っているようです。
メロディーは勿論美しいですがIl voloさんの歌声も、毎回思いますが本当に美しいです。
そして貴方の気持ちいい滑走や醸し出される雰囲気が、このメロディーや歌声とよく合います。
貴方の滑走は、解放感が有って、拝見していて心地良いです。
ジャンプやスピンの時は緊張しながら拝見していますが、そうでない時は、貴方の事を拝見していると、妙に気分が落ち着きます。
貴方は落ち着きが有って、品が有って、エレガントで、それらが特に滲み出ている今回のSPが大好きです。

そのSPが、当日入れて4日後の欧州選手権で拝見出来る事…。本当に幸せです。
又これは勝手な個人的な願いでしたが、それも有って、欧州選手権に貴方が選ばれて欲しかったです。
一度大きな試合で、これを拝見したかった思いが有りました。　

最後になりますが、何だか、皮肉だなと思いました。
私は沢山の選手を応援している中で、現役選手の中で貴方の事が最も好きです。　
恐らく、貴方が引退してからしばらくは、この気持ちは絶対に変わらないと思います。
ですが、正直な所、私が応援していて貴方より結果を出している選手は、沢山います。
それでも、上記のように感じるとは、選手としての成績と個人的に好きだという気持ちは、比例しない場合も有るんだなあ、と。

何故だろうと思っていたら、以前別のスレッドでなっこさん様が「…ヴィンスにはそれがあるのです…」というコメントを拝見して、何だか府に落ちました。
恐らく、私が貴方の世界ジュニア2019の記事に書かせて頂いた思いが有って、それは、選手としての好意とは別の種類の感情から来ているからだと思いました。

長くなり申し訳ありませんでした。
改めて、次戦である欧州選手権頑張って下さい。
健闘を祈ります。