グランプリシリーズ開幕会見、日本の8選手が新時代への決意を語る

フィギュアスケートのグランプリシリーズ開幕を前に、テレビ朝日とフジテレビによる合同記者会見が行われ、佐藤駿選手、三浦佳生選手、中田璃士選手、山本草太選手、千葉百音選手、中井亜美選手、島田麻央選手、青木祐奈選手の8選手が登壇しました。松岡修造さんと乃木坂46の川﨑桜さんがキャスターを務め、坂本花織さんからのビデオメッセージも届いた会見で、各選手がフリップを使って新シーズンへの決意を語っています。

動画の主な内容

  • 00:00 オープニング・松岡修造さん、川﨑桜さん(乃木坂46)のあいさつ
  • 00:58 日本代表8選手が登場
  • 02:59 坂本花織さんからのビデオメッセージ
  • 05:02 テレビ朝日のテーマ「切り開け 新時代」
  • 06:32 三浦佳生選手「多重人格」
  • 08:45 青木祐奈選手「見せる」
  • 10:20 山本草太選手「イメチェン」
  • 12:21 中井亜美選手「4年間を駆け抜ける」
  • 14:36 佐藤駿選手「負けん気」
  • 17:11 千葉百音選手「表現の挑戦」
  • 19:14 中田璃士選手「限界突破」
  • 21:14 島田麻央選手「麻央チャレンジ」
  • 23:38 グランプリシリーズの放送・配信のお知らせ
  • 24:31 フジテレビのテーマ「未来覚醒」
  • 26:58 青木祐奈選手「迫力」を覚醒
  • 28:49 山本草太選手「表現」を覚醒
  • 31:39 島田麻央選手「4回転」を覚醒
  • 32:53 中田璃士選手「練習」を覚醒
  • 34:01 中井亜美選手「見せる力」を覚醒
  • 35:11 三浦佳生選手「メンタル」を覚醒
  • 37:10 千葉百音選手「表現とスピン」を覚醒
  • 38:38 佐藤駿選手「スピン」を覚醒
  • 41:21 川﨑桜さんの感想と佐藤駿選手の決意表明

要点まとめ

前半はテレビ朝日のテーマ「切り開け 新時代」に沿って、松岡修造さんが一人ずつ質問。三浦佳生選手は「多重人格」を演じるフリーで新たな一面に挑戦し、マリニン選手の父のもとでの練習でジャンプの精度が上がったと話しました。山本草太選手は激しい曲調の2本のプログラムに合わせパーマにした「イメチェン」、中井亜美選手はミラノ五輪を1年で駆け抜けた経験から「4年間を駆け抜ける」を掲げています。

佐藤駿選手は「負けん気」を選び、負けたくない相手は「自分自身」と回答。千葉百音選手はショート「007」のボンドガール、フリー「月の光」のコンテンポラリーな振り付けへの「表現の挑戦」、シニア1年目の中田璃士選手は「限界突破」、島田麻央選手は「麻央チャレンジ」として全試合でショートにトリプルアクセルを入れたいと宣言しました。

後半はフジテレビのテーマ「未来覚醒」で、川﨑桜さんが聞き手に。島田選手は4回転ルッツの練習を始めたこと、三浦選手はメンタルトレーニングでの「フロー」の意識、佐藤選手は先生とのマンツーマンで回転数を数えるスピン特訓など、それぞれが覚醒させたいポイントを具体的に語っています。

最後は佐藤選手が代表して、三浦璃来・木原龍一組や坂本花織さんの引退、鍵山優真選手の休養に触れながら「みんながエース」という思いで新時代のフィギュア界を盛り上げたいと決意を述べました。

オープニング

00:02
司会

司会:テレビ朝日フィギュアスケートグランプリシリーズ、グランプリファイナル メインキャスターの松岡修造さん、フジテレビ系フィギュアスケートスペシャルサポーター 乃木坂46の川﨑桜さんです。お二人、どうぞよろしくお願いいたします。

00:25
松岡修造

川﨑さんはフィギュアスケートを10年間もやっていて、世界フィギュアにも携わっている。ここからスタートしていくんですよ。この雰囲気、どう感じますか?

川﨑桜:今、緊迫した空気を肌で感じて、私まで緊張してきました。これは選手も一緒だと思うんです。選手の思いを感じながら、皆さんで盛り上げていきたいと思います。

00:58
司会

司会:それでは今シーズンを彩る選手の皆様の登場です。男子は佐藤駿選手、三浦佳生選手、中田璃士選手、山本草太選手。女子は千葉百音選手、中井亜美選手、島田麻央選手、青木祐奈選手。以上8名の選手にお越しいただきました。

02:12
松岡修造

スケートシューズは履いていませんが、この雰囲気、川﨑さんはどうですか?

川﨑桜:ジャージ姿の皆さんに会うことはなかなかないので、フィギュアスケートファンとしてはめちゃくちゃ嬉しいです。今リンクの上には乗っていないですけど、もう戦う準備はできていますよね。

坂本花織さんからのビデオメッセージ

02:59
司会

司会:グランプリシリーズの開幕を来週に控える選手の皆さんにお話を聞く前に、ある方からメッセージを頂いています。

03:28
坂本花織

坂本花織:皆さんこんにちは、坂本花織です。みんなの大好きな花織だぞ。笑わなかった人は後でお仕置きです。これからグランプリシリーズが始まって、いよいよシーズンが本格的にスタートしますね。今年から私はいませんが、本当にみんなのことを心の底から応援しています。みんな頑張れ。

04:16
松岡修造

坂本さんのメッセージを聞いてどうでした?

川﨑桜:冒頭から坂本さんの笑顔に心をわしづかみにされますし、最後に「心の底から応援してます」とおっしゃっていたじゃないですか。本当に心強くないですか?

千葉百音:最初から笑いを取ってくるあたり、さすが花織ちゃんだなって。

テレビ朝日のテーマ「切り開け 新時代」

05:02
松岡修造

松岡修造:今回のグランプリシリーズのテーマは「切り開け 新時代」です。坂本さんが引退され、ルールも変わりました。新時代なわけです。皆さんの新時代にかける思い、覚悟を、一人ずつフリップを通して聞いていきたいと思います。

三浦佳生選手「多重人格」

06:32
質問

切り開け新時代、何でしょう?

三浦佳生:僕は「多重人格」です。去年までは型にはまった自分の演技にこだわりがあったんですけど、新たな面や新しい曲調に挑戦してみたいと思っていて、いろんなレパートリーがある方がいいなと思いました。フリースケーティングは、多重人格を演じるというプログラムになっています。

07:22
質問

マリニン選手のところでお父さんと一緒に練習してきました。「フェラーリ禁止」、つまりスピードを出さずにゆっくり行って跳ぶということを言われていたそうですが、何か変わってきましたか?

三浦佳生:練習からジャンプの精度がかなり上がったと感じていますし、何より自分自身が落ち着いて心地よく跳べるというところも、去年とは違うのかなと感じています。

08:15
質問

スピードを止めるというよりも、コントロールする術を感じたということですか?

三浦佳生:練習の中で、スピードを落としてもできるという練習を覚えたので、スピードを落とさなきゃいけないというわけではなくて、その練習を入れることで、スピードを出した時にも同じようにできるというところを学びました。

青木祐奈選手「見せる」

08:45
質問

青木さんの切り開け新時代をお願いします。

青木祐奈:「見せる」です。とにかくスケートの良さだったり、とにかく楽しんでいただきたいという気持ちが強いので、スケートを通じて自分の表現を極めて、それを見せていけたらいいなと思っています。

09:12
質問

自分自身、何を武器に見せていきたいと思っていますか?

青木祐奈:表現の面で、自分はすごくそこを得意としているので、会場が一体となって楽しんでいただけるようなプログラムを提供したいと思っています。

09:47
質問

周りには強い選手もいるでしょう。でも新時代だからこそ、これから4年間あるからこそ、ある意味チャンスだと僕は捉えています。

青木祐奈:本当に新しい時代になっていくかなと思うんですけど、自分の良さというのは、古き良きフィギュアスケートの音楽の表現であったり。難しいジャンプはあまりないんですけど、それでもスケートの良さは十分伝えられるかなと思うので、その面を頑張って出していきたいと思っています。

山本草太選手「イメチェン」

10:20
質問

草太さん、どんな切り開け新時代でしょう?

山本草太:今シーズンのテーマは「イメチェン」です。今までは綺麗な曲調のプログラムが多くて、自分の中でもそういったプログラムを得意にしてたんですけども、今季は両方とも激しい曲調、かっこいい曲調になっているので、そのプログラムの世界観に合わせてパーマもやってみている感じです。

11:13
質問

イメチェンは見た目や表現だけでなく、草太さんがすごく苦労してきた分の、真の強さというか、心のイメチェンも感じたいと思っています。

山本草太:今までは結果や点数を最優先に考えながらやってきた競技人生だったんですけども、今シーズンは新しい表現をしていきたい、新しい自分を見せていきたいという強い思いがあります。結果や点数もついてくるものですが、自分の新しい表現というところも大切にして、しっかり表現の幅を広げていきたいと思っています。

中井亜美選手「4年間を駆け抜ける」

12:21
質問

どんな新時代を切り開いていくでしょうか?

中井亜美:「4年間を駆け抜ける」です。ミラノオリンピックは1年間ぐらいで思いっきり駆け抜けたので、本当にあっという間だったなと思っています。次のオリンピックは4年間しっかり準備する期間があるので、その4年間を覚悟を持って大切に過ごしていきたいと思って、この言葉を選びました。

13:12
質問

4年間戦うためには、どんな覚悟が必要だと思っていますか?

中井亜美:昨シーズンはいろんな大きな国際大会に出て、うまくいった試合がたくさんあって、簡単に思えるかなと思ったんですけど、それでも結構必死に頑張ってやってきたというのもすごく経験できました。4年間でどれだけ結果を残せるかも大切になってきますし、1年1年ちゃんと覚悟を持ってしっかり結果を残すというのも覚悟の一つなのかなと思っています。

13:59
質問

グランプリシリーズ、ファイナルまで、これだけは切り開きたいという思いは?

中井亜美:一番は、今シーズンから挑戦しているショートプログラムで、新しい自分を切り開けたらいいなと思います。

佐藤駿選手「負けん気」

14:36
質問

駿さん、思いっきり切り開いてください。

佐藤駿:自分は「負けん気」です。今の僕に必要なものがこれなんじゃないかなと思って、負けないぞという気持ちを込めてこれにしました。昨シーズンは追いつこうという思いが強かったんですけど、今の僕にとってはこれが一番重要なんじゃないかと思っています。

15:20
質問

誰に負けたくないんでしょう?

佐藤駿:自分自身ですかね。今まだちょっと少し負けてる感じはするので、グランプリシリーズ初戦からしっかりと自分に勝っていけるように頑張りたいと思っています。

15:49
松岡修造

オリンピックでメダルを取って、モチベーションがなかなか見つからない時期がある。これは大変な部分だと思いませんか?

川﨑桜:私も今年の真夏の全国ツアーが3か月で16公演あって、その後の1週間の夏休みに燃え尽き症候群みたいに一回なるんですよ。でも佐藤選手はそんな中でも「負けん気」をテーマにしていて、メンタル面でもすごくかっこいいなと思いました。

16:30
質問

1週間ではなく、2日間だけ休んだということですが、今の話を聞いて、負けん気が必要だと感じましたか?

佐藤駿:やはり一番大事かなと今の話を聞いて思いましたし、ここからの練習をよりハードにして頑張っていきたいと思いました。

千葉百音選手「表現の挑戦」

17:11
質問

千葉さん、お願いします。

千葉百音:私の今シーズン切り開くのは「表現の挑戦」です。曲のジャンルでいう挑戦はショートプログラムの「007」で、今まで私がやってこなかったような、強くてクールで、ちょっと怪しげな雰囲気のボンドガールをしっかり演じ切りたいという挑戦があります。フリーは「月の光」という曲で、今までやってきたようなソフトでエレガントな系統なんですけど、振り付けが複雑な動きのコンテンポラリーダンスで、私の体の動かし方として今までやってこなかったものです。ブラッシュアップしていくたびに自分の体も新しい動きを覚えていくような感じなので、それを4分間の試合の演技の中にしっかり詰め込めたら、表現の幅として少し成長できるかなと思って、挑戦したいと頑張っています。

19:00
川﨑桜

川﨑桜:ちゃんと自分を知って、向き合って、自分にも挑戦していくんだなと感じますね。

千葉百音:自分にも挑戦して、そして勝つ1年にしていきたいです。

中田璃士選手「限界突破」

19:14
質問

ジュニアでしたからね。シニアでこうして一緒に伝えられるのは嬉しいです。

中田璃士:自分は「限界突破」です。自分に限界を決めないで、今できることを毎回突破できるように。具体的には点数であったり、新しいジャンプが跳べるように超えていきたいですね。

20:14
質問

こうして思いを伝えられることも一つの限界突破だと思います。今、何を突破されていますか?

中田璃士:自分は今すごい緊張しているので、次にもし記者会見ができたら、緊張しないようにできたらいいかなと思います。

20:43
質問

自分の心の中で、ここだけは絶対突破するぞというところは?

中田璃士:勝負強さです。(今は10段階中)7です。

島田麻央選手「麻央チャレンジ」

21:14
質問

シニア初ということになりますね。どんな新時代を切り開いていかれるでしょうか?

島田麻央:「麻央チャレンジ」です。今シーズンからずっと憧れてきたシニアになるので、何事にもチャレンジする1年にできたらいいなと思ってこのテーマにしました。

21:53
質問

ジュニアの時にも4回転やトリプルアクセルなど、いろんなチャレンジをしてきました。それをシニアでどうつなげていきたいですか?

島田麻央:ジュニアの4年間でたくさんチャレンジをしてきて、いい経験も悪い経験もたくさんすることができたので、それを生かしつつ、シニアでもまた新たなチャレンジができたらいいなと思います。

22:21
質問

今シーズン、これだけはチャレンジしていくと決めているものがあれば教えてください。

島田麻央:シニアになってショートからトリプルアクセルを入れられるようになったので、今シーズンは全ての大会でショートプログラムにトリプルアクセルを入れられるようにしていきたいと思います。

23:21
川﨑桜

川﨑桜:三浦選手の「多重人格」がすごく印象的で、1人目で当ててしまう修造さんの引きの強さをすごく感じていました。

グランプリシリーズの放送・配信

23:38
司会

司会:来週いよいよグランプリシリーズが開幕します。開幕戦のフランス大会には、三浦選手、山本選手、青木選手、住吉選手、昨年優勝の中井選手が出場します。グランプリファイナルは3日間ゴールデン生中継を含む4夜連続放送。さらにテレ朝動画では、グランプリシリーズ初戦から12月のグランプリファイナルまで、NHK杯を除く全大会をライブ配信いたします。

フジテレビのテーマ「未来覚醒」

24:31
川﨑桜

川﨑桜:改めまして、フジテレビ系フィギュアスケートスペシャルサポーター、乃木坂46の川﨑桜です。今年、日本フィギュア界は次なるフェーズへと向かいます。12月25日金曜日、クリスマスに開幕する全日本は、誰が勝っても初優勝。これからのフィギュア界を担う才能たちが輝く、素晴らしい大会になること間違いなしです。フジテレビの中継テーマは「未来覚醒」です。今日集まった皆さんは、まさにフィギュア界を明るく照らすキラリと光るスターたち。それぞれが描く未来に向けて覚醒させたいという思いを、フリップに書いていただいています。

青木祐奈選手「迫力」

26:58
質問

まずは青木祐奈選手。

青木祐奈:私は「迫力」を覚醒させたいです。特にフリースケーティングでシルク・ドゥ・ソレイユの音楽を使わせていただくので、本当に人間の限界というか、3階にいるお客さんまで伝わるような迫力を心がけて日々練習しているので、そこを覚醒させられたらいいなと思っています。

27:38
松岡修造

迫力という意味では、自分を大きく見せることもすごく大事ですよね。

青木祐奈:滑りだけでなく、スピード感というところでも迫力を出せると思うので、そういうところを強化していったり、もっと上の上まで届くような、パワーみたいな迫力が出たらいいなと思っています。

28:10
質問

普段はどのような練習をされているんですか?

青木祐奈:リンクには観客席はないんですけど、実際の会場だと3階席だったり、すごく上までお客さんが入っているので、そういうのを想像しながら、そこのお客さんに見せるように、本当に指先まで気をつけてやっています。

山本草太選手「表現」

28:49
質問

続いて山本草太選手。

山本草太:今シーズンは「表現」を覚醒させたいです。さっきのテーマと少し被るところはあるんですけれども、今まで綺麗な曲調が多かったので、今シーズンは表現が覚醒したなと少しでも皆さんに思ってもらえるような、新しい表現ができるように頑張っていけたらと思っています。

29:24
質問

かっこいい曲調にも挑戦されるということですか?

山本草太:ショートはすごくかっこいい曲調になっていて、フリーはタンゴの曲調になります。両方ともあまり演じたことがないようなプログラムなので、イメチェンでもありますし、表現も覚醒したなと思ってもらえるようなスケートができるように頑張っています。

29:58
質問

今まで挑戦してこなかった表現をするために、何か勉強されたことはありますか?

山本草太:自分の映像を振り返ったり、振付師さんとブラッシュアップをしながらという形になります。今までと体の使い方や指先一つの使い方も全然変わってくるので、試合の映像も見て確認しながら練習しています。

30:30
松岡修造

タンゴはより特徴的な動きですもんね。だからこそ力強さを求めているのかなとも聞こえました。

山本草太:綺麗な曲は流れで表現しやすいところがあるんですけども、タンゴになると決めポーズでしっかり止まらないと、流れてしまってはっきりかっこよく決まらない部分があります。4分間のフリーできついところはありますが、決めなきゃいけないポイントはしっかり押さえて表現したいですし、最後はステップからコレオシークエンスとすごく曲が盛り上がっていくので、体力的にもきついパートですが、しっかり出し切って表現を覚醒させられたらと思っています。

島田麻央選手「4回転」

31:39
質問

続いて島田麻央選手。

島田麻央:「4回転覚醒」です。4回転トウループを安定させることと、この間の大会で4回転を生で見て、私ももう1種類跳びたいなと思ったので、4回転を覚醒させたいです。

32:08
質問

実際に4回転ルッツは今練習しているんですか?成功確率は?

島田麻央:今少しずつ練習を始めてきているところです。まだ成功したことはないんですけど、これからハーネスなどを使わせてもらって跳べるようになりたいと思っています。たまにジャンプの降りる感覚を掴みたいので、ハーネスをつけて練習したりもします。

中田璃士選手「練習」

32:53
質問

続いて中田璃士選手。

中田璃士:自分は「練習覚醒」です。今シーズンから練習で毎回100%を出して、練習で本当にこれ以上はできないというくらいにして、本番で失敗したら仕方がないという状態で毎回行けるように、練習を覚醒させて頑張りたいです。

33:33
質問

今シーズンから練習の内容も変えたりしたんですか?

中田璃士:練習の内容も変わりましたし、練習前のアップやオフアイスのトレーニングなども色々変わったので、まずは練習から覚醒させて、しっかり本番で結果を残せるようにしたいです。

中井亜美選手「見せる力」

34:01
質問

続いて中井亜美選手。

中井亜美:私は「見せる力」を覚醒させたいです。ショートプログラムが挑戦のプログラム、タンゴのプログラムになっているので、今まで見せてこなかった自分や新しい自分を見せられるような力を覚醒させていきたいです。

34:15
質問

タンゴを披露するにあたって、何か違う練習をされているんですか?

中井亜美:振付師の方と一緒に結構細かいところまで練習したり、手の使い方も今までと違う使い方が多いので、自分の動画を撮って見返して、次はここをもう少し変えられそうだなというのを見ながらいつも練習しています。

三浦佳生選手「メンタル」

35:11
質問

続いて三浦佳生選手。

三浦佳生:自分は「メンタル」を覚醒させます。去年のシーズンは練習でできていたことが本番でなかなかできなくて悔しいシーズンになってしまったんですけど、メンタルトレーニングに通い始めてから、すごく自分自身で落ち着きを出せているというか、この前の東京選手権でもそれが出せたので、この調子を引き続き安定してできるように頑張りたいと思っています。

35:50
質問

メンタルトレーニングでは具体的にどんなことをするんですか?

三浦佳生:いっぱいやることはあるんですけど、一番は「今、ここ、自分」という意識で、今の自分の状態を知ること。フローとノンフローというのがあって、ノンフローが出てきてしまうと変なことを考えてしまったり、嫌なことがフラッシュバックしてしまったりするので、常にフローな自分でいることが自分の中で大切かなと思っています。

36:31
松岡修造

そこが変わったら、本当の意味での覚醒になるんじゃないですか?

三浦佳生:あまり自分で言うのはあれなんですけど、技術的な部分に問題があるかと言われたら、自分はあまりそう思わないので、本当にメンタルにすごく左右されるのがスポーツだと思っています。そこを安定させて、常に同じようにパフォーマンスできるようにと思っています。

千葉百音選手「表現とスピン」

37:10
質問

続いて千葉百音選手。

千葉百音:私は今シーズン「表現とスピン」を覚醒させたいです。表現と書いたんですけど、正確には演技の中のスケーティングの質を、プログラムの表現と合わせてさらにグレードアップさせるという意味です。スピンは今シーズンから新ルールで加わったスピンがあるので、それを自分の長所として曲と一緒に表現していけるように、さらに他のスピンも磨きをかけていけるようにということで書きました。

38:01
松岡修造

覚醒の捉え方が千葉さんだからこそ、だいぶ深いんですよ。どう捉えていますか?

千葉百音:ある時点で一気に実力が伸びるというよりかは、自分で地道に練習を続けて、それがだんだん身についていくという感覚に近いので、それをしっかり出せるように日頃から頑張っていこうと思います。

佐藤駿選手「スピン」

38:38
質問

最後に佐藤駿選手。

佐藤駿:僕は「スピン覚醒」です。今シーズンからスピンの点数が上がったのもありますし、昨シーズンはスピンの取りこぼしが多かったという印象だったので。僕のイメージとしてはジャンプのイメージが強いと思うんですけど、スピンでも見せられるような選手になれるようにと思って、このテーマにしました。

39:19
質問

スピンを重点的にやる時間も前より増えたんですか?

佐藤駿:先生と一緒にマンツーマンでスピンの特訓をする時間が増えましたし、曲かけの中でもちゃんと回転数を数えてやるようにしています。普通はやらなきゃいけないんですけど、今まで感覚でやっていたので、ちゃんと数えています。

39:53
松岡修造

スピンで覚醒できた時には、ジャンプにもいい意味で覚醒につながるんじゃないですか?

佐藤駿:スピンでもしっかりと点数を取ることによって、演技構成点などにも生きてくると思いますし、その流れでいいジャンプも跳べると思うので、プログラム全体を通して、このスピンを一番意識して頑張っていきたいと思っています。

佐藤駿選手の決意表明

41:21
松岡修造

選手の思いを聞いて、何を一番感じましたか?

川﨑桜:私からしたら、スピンもジャンプも、これ以上ないぐらいのレベルで、はたから見たら満点に見えちゃうんですけど、もっと上へ、もっと上へというハングリー精神で、自分自身で課題を見つけて頑張っているのがすごく素敵だなと思いました。

42:01
松岡修造

日本代表の中で一つのリーダーという捉え方もあるかもしれません。最後に代表して、今シーズンに向けた思いをお願いします。

佐藤駿:まずペアで三浦璃来選手、木原龍一選手が引退をされて、女子シングルでは坂本さんが引退をされました。そして男子シングルでも鍵山優真選手が休養されている中で、新しいシーズン、新しい時代が始まると思います。僕はみんながエースだと思っているので、みんなでフィギュアスケート界を盛り上げていけるように頑張りたいと思っています。

まとめ

坂本花織さんらの引退で迎える新時代の幕開けに、8選手それぞれが自分の言葉で今季のテーマを語った約43分の会見です。フリップの言葉はユーモアのあるものから決意のこもったものまで個性豊かで、選手の素顔に触れられる内容になっています。

特に、新しい表現への挑戦を口にする選手が多かったのが印象的です。山本選手と中井選手のタンゴ、千葉選手のボンドガール、三浦選手の「多重人格」など、新プログラムの見どころを本人の言葉で知ることができます。

グランプリシリーズは開幕戦のフランス大会から始まり、12月25日には「誰が勝っても初優勝」となる全日本選手権が開幕します。会見で語られた目標がどんな形で氷上に表れるのか、今季の戦いに注目です。