皆様こんばんは。
先週は、羽生君の三部作動画やnumber松原さんの素晴らしい記事などで、しばしコロナ禍の鬱々とした気分を忘れることができました。
やはり羽生君は希望の光。
さて、来季の試合がどうなるか先行き不透明ですが、来季の基礎点改定表とGOEのガイドライン等の案?が本日アップされましたね。
通常だと、6月の総会で可決されてから決定、ですが、今年はこれからオンライン会議で審議でしょうか?
まずは基礎点
https://www.isu.org/inside-isu/isu-communications/communications/24331-2323-sp-s
ov-changes-for-season-2020-21/file
ガイドライン
https://www.isu.org/figure-skating/rules/fsk-communications/24332-2324-sp-levels
-of-difficulty-and-guidelines-for-marking-goe-final/file
特記事項として、
1 ジャスト1/4足りない回転不足について、新たに「q」という記号表記。基礎点は減点されず、GOEのみマイナス(今季は基礎点も1/4より足りない回転不足同様基礎
点もマイナス)
2 トリプルとクワドのルッツの基礎点が引き下げられ、フリップと同じになった。
3 クワドについては、ループの基礎点が上がって(+0.5)ルッツが下がり(−0.5)、結果、ループ、フリップ、ルッツが同じ基礎点に。
4 GOEをマイナスする項目として、新たに「poor/cheated take off」(−1〜3)の記載が。更に、
「Poor/cheated take-off: For example a toe-assisted jump is taken off from the fu
ll blade, Toe Loop is executed like a Toe Axel or there is excessive rotation on
the ice at the take-off. The reduction in GOE is -1 to -3.」
という説明が!
「例えばトウアシストジャンプをフルブレードで踏み切る、トーループをトウアクセルのように実施する、あるいは離氷時に氷上で回りすぎている」…ついに「下で回るジャンプ
」や「何ちゃってルッツ」にメスが入るってことですね!!
今まで、おかしいんじゃないかと様々な人が問題提起するたびに、「自称ルールに詳しいスケオタ様」みたいな人達に「何の問題もない!疑問をいうやつは陰謀論者だ!!」みた
いに頭ごなしに否定され、馬鹿にされてきたわけですが、やっぱりこれじゃまずいと問題視されているってことですね。
本当は、テイクオフがおかしいジャンプはしっかり取り締まって、本来の正しい跳び方のルッツの基礎点は下げないのがいいとは思いますが…「なんちゃってルッツ」を跳んで高
い基礎点で買ってしまうのに歯止めをかけたいんでしょうね。主に女子について…
問題は、これが可決されたとしても正しく運用されるか、なのですが、少なくともガイドラインに明記されただけでも大きな一歩です!
正しい努力、基礎に忠実な正しい技術がきちんと評価されるようになりますように!
取り急ぎこれにて。
ではでは。
お、今日は行方不明にならなかった(笑)
続きです。
ジャンプに関し、その他の特記事項としては、
1 「ジャスト1/4足りないジャンプ」について、基礎点は減点されずGOEのマイナス(−2)のみとなり、「q」と表記される(2019−20シーズンは1/4より足り
ない回転不足と同様に基礎点も減点、「<」表記)
2 GOEマイナスの項目として、ガイドラインに
「Poor/cheated take-off: For example a toe-assisted jump is taken off from the fu
ll blade, Toe Loop is executed like a Toe Axel or there is excessive rotation on
the ice at the take-off. The reduction in GOE is -1 to -3.」
(稚拙な/チートの踏切:例えば、トウジャンプがフルブレードで踏み切られる場合、トウループがトウアクセルのように実施される場合、または踏切時に氷上での過剰な回転が
ある場合。GOE減点は-1から-3。)
が明記された
ことでしょうか。
1については、18−19シーズンまでは「足りてるジャンプ」扱いだったのが19−20から「回転不足」の扱いになり、厳しすぎたから折衷案にしました、的な?
しかし、前からの疑問ですが、分度器持って選手の足元にへばりつく訳でもあるまいに、「ジャスト1/4」か「1/4以上・未満」かを、人間の目視でどうやって正確に判定す
るのか?AI導入などとセットであればわかりますが、測定方法はアナログで区分は細分化したところで正しく運用できるのかって話です。運用できるのなら、それなりに意味は
あるのかも。
2については、ようやくメスが入ったか!と思います。
羽生くんが指摘した「下で回るジャンプ」問題ですね。
いつだったかの「ジュエルズ」のインタで、某現役ジャッジが、
「氷上で180度超回転するものはダウングレードとなるがそれ以下はルール上OK」「あまり厳しくすると選手のやる気を削ぐ」「ディレイド回転する(上で回る)選手のジャ
ンプはその分GOEでプラスされて(下で回るジャンプと)差別化される」という趣旨のコメントをしてましたが、実際は全っ然そんなことなくて、下で回るジャンプにバンバン
GOEが大判振る舞い。
昨今の女子に至っては、toe-assistedじゃなくてfull bladeで跳ぶ下回り何ちゃってクワド(特に基礎点の高い4LZ)を跳べば勝てちゃう時代になりつ
つありますからね。
4LZの基礎点減とこの変更はある程度連動してるというか、現状に歯止めをかけるためにセットで考えられたのかも?というのが、個人的な感想です(もちろん、素人の単なる
憶測ですからね〜)
それにしても、公的な文書で「full blade」「excessive rotation」って明記されたのって、初めてじゃないですか?
これ、以前からこの問題を指摘すると、必ず「ルール上認められているものを批判するなんてけしからん」「今はこの跳び方がトレンド」「これだから無知な陰謀論者は困る」と
か何とか、「自称ルールに詳しい公明正大なスケオタ様」がありがたい説教垂れ流してくださってましたが、「今現在お咎めなし」だから「正しい跳び方」ではないし、「正しい
跳び方」と点数上差がつかないのはスポーツとしてどうなの、ということなんですよね。
なので、「下で回るジャンプ」は稚拙で減点対象である、ことが明記されたのはまず大きな一歩だと思います…が、これまた、「果たして運用はどうなのか」が問題です。
「GOE」の項目ということは、テクニカルパネルではなくて各ジャッジが判断?となると、スローリプレイなしでノーマルスピードで判断?それでは判断するのは無理でしょう
から、どのように運用するつもりなのか、続報を待ちたいと思います。
そのほか、スピンのレベルとりの要件なども変更があります。
ロシア語のユーリ様のブログに変更点がわかりやすくまとめられているので貼らせていただきます。
http://moscowm.blog61.fc2.com/blog-entry-1376.html
スピンについては、今まで羽生君も使っていた「難しい入り」のイリュージョン(ウィンドミル)が「難入り」扱いされなくなったので、新シーズンには新たなバリエーションが
見られることになりそうで、楽しみです。
ではでは。
皆様こんばんは。
雨が降り止みませんね…まだしばらくこんな天気が続くようで…
静岡は、今のところは、
予報を見るとやばい→意外と何とかなった→今度こそマジやばい→今度も何とかなった、の繰り返しなのですが、とにかく全国的に早く止んでほしいです>_<
Rei様、若杉さんと矢口さんの記事読みましたよ〜
若杉さんの沼落ち談とか、矢口さんが語る「音楽と羽生君」とか、必読ですね!
お二人とも、とても真っ直ぐで、何と言いますか、邪気がないんですよね…
変な先入観なく、ただありのままに羽生君の美しさ、すごさ、優しさ…あらゆる魅力に触れて、惹き込まれていらっしゃる様子が素敵です(*^^*)
Garbea Daisy様、はい、練習着の羽生君は最高ですね⭐︎
しかし、紫origin様は、伊藤さんも仰るとおり、羽生結弦史上最高のお衣装だと思います^_^
ところで、アワード騒ぎのどさくさの中、いつの間にやら、キャンセルされたはずの新シーズンのガイドラインの修正案がアップされてますね…
https://www.isu.org/figure-skating/rules/fsk-communications/24665-isu-communicat
ion-2334/file
クワドのルッツ・フリップ・ループの基礎点を同じにし、トリプルもルッツとフリップの基礎点を同じにするという変更案はチャラになったままですが、ガイドラインの方は、
「ジャスト1/4足りない回転不足について、新たに「q」という記号表記。基礎点は減点されず」
という変更が復活しましたね。
しかし、
「Poor/cheated take-off: For example a toe-assisted jump is taken off from the fu
ll blade, Toe Loop is executed like a Toe Axel or there is excessive rotation on
the ice at the take-off. The reduction in GOE is -1 to -3.」
に関する記述はバッサリ削除され、減点項目としては以前からあった「poor take off」という表現に戻ってますね。
確かコロナの影響で大変だから〜とか各方面の意見を聞いて〜とか言って、最初の変更案をキャンセルしたんじゃなかったっけ?
それで結局「q」だけはコロナ影響なくて基礎点の変更やcheated take offのくだりは影響あるから削除したんですか??
ついでに言うと、スピンのレベル取りに関する変更などは、これこそ直接選手の練習や振付に関係するからコロナの影響あると思うけど、こちらは「q」同様復活して変更になる
みたいですけど?
へええええ。
ほおおおお。
この最終決着点と、「コロナの影響を配慮」という建前との整合性を合理的に説明できる方〜お待ちしております〜
はぁ〜寝る前にジョーダンさんの動画また見て浄化されなくちゃ。浄化浄化浄化!
ではでは〜