TSLのあれこれ　羽生結弦の最新情報、メドベデワ、フランス＆イタリア＆スペイン選手権等　　(2017/12/18-英語)

今回は、電話でのトークなので画像は無しでした。羽生結弦選手とエフゲニア・メドベデワ選手の部分を訳してみました。話題がそれたり、繰り返し部分などは省いてあります。意訳で短縮した部分もあります。ご参考までに…。誤訳の訂正、補足など歓迎です。

D＝デイヴ、J＝ジョナサン
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羽生結弦
D: 羽生の全日本欠場が今日、報道された。怪我の具合が思ったより悪かったようだ。

J: 足首の靭帯と骨も負傷していたとか。最初聞いていた捻挫より重症で残念だ。2年連続で全日本欠場ということになる。昨年はインフルエンザに罹った。羽生の欠場は既に知らされていたがニュースにならないようメディアに伏せていたのだろうか？チケットの売れ行きを考慮したとか？とにかく無理をしないで良かった。怪我を押しての出場は最悪だから。

D: 先週、まだ滑り始めていないと聞いていた。ブライアン・オーサーコーチは、5週間みっちりトレーニングを行い五輪に備える必要があると考えている。羽生がオフアイス・トレーニングを行っているのは確かだ。四大陸出場の可能性について記事が出ていたが、五輪まで試合に出る必要はないと思う。

J: 五輪前にプロを試す目的で試合に出場する必要はないだろう。羽生レベルの選手はこういった状況に順応する方法を心得ている。さて、もし本当に五輪まで試合に出ないとすれば、団体戦に羽生を出すのかどうか気になるところ。出さずに準備期間を長くするか、出して練習時間とするか。

D: 個人的には、日本が団体戦でメダルが獲れる位置にあるとは思わない。

J: 同感だ。

D: 僕なら羽生の希望に従いSP、FSどちらか一つ、または両方に出す。羽生にはその価値があると思うから。両方出てうまく行かないとは誰にも言えない。だが、準備時間が必要なら…五輪会場で各国メディアの前で練習する時が来るまで、羽生陣営はできるだけ長く彼を本拠地に留めてトレーニングさせるんじゃないかな。

J: メンタルは強いと思うので、心配なのは体の方。腰の怪我の影響が出ていたアンナ・ポゴリラヤは正式に五輪出場を断念した。彼女が抱えていたのは身体的な悩みだけじゃなかった。羽生の場合は、医師の診断書と怪我の状態次第だと思う。

D: 4Lzはおそらく外すことになるだろう。羽生が勝つために超高難度の技術構成は必要ないと思う。2-3か月前、プルシェンコが「4回転を3本入れてノーミスなら羽生は五輪で優勝できるだろう」と言っていた。

J: 同感だ。これまでの試合を見ていると3本は何でもなさそうだ。GPSで4回転をどこまで入れられるか極限まで試していた選手やコーチたちは、振り子を揺らし過ぎたようだ。振り子が戻って行くように五輪では比較的控え目になるのでは。超人的だったグランプリ大会と比較して。シーズン中、ずっとピークを保つのは不可能なので理解できることだが、羽生のピークはよくGPFとかぶる。だから今回のことは羽生にとってある意味、助けになるんじゃないだろうか。

D: その可能性はある。技術的にハードルを下げることになるだろうから。4Tを2本、4Sを1-2本、素晴らしい3Aを入れ、本当に素晴らしい演技をすれば。これまで技術的に超高難度に挑んで来たが、難度を下げる事で災い転じて福となり得る。羽生は今でも五輪金メダル有力候補だと思う。現時点でその事に変わりはないと本当に思う。

エフゲニア・メドベデワ
D: ロシア大会でエフゲニア・メドベデワが観られるだろうか？

J: インタビューでギプスが取れて一週間経つと言っていた。初めは痺れていたが、今は足の感覚が戻って来たらしい。ロシア大会に出場できるとしても、すべきだとは思わない。無茶だ。足に痺れが出ていたなら出ない方がいい。

D: 僕なら本人にその気が無ければ、ヨーロッパ選手権も無理に出場させない。五輪の準備ができるよう、あらゆる便宜を図る。エフゲニアは既に五輪出場権を勝ち取っているよ。

J: 彼女も精神的にタフな強豪選手なので五輪の予行演習のために試合に出る必要は無い。エフゲニアの実力は彼女自身も世界もよく分かっている。

D: 僕なら彼女の戦略がどうであれ、好きなようにさせる。団体戦はどちらを選んでも、両方選んでもいい。選ぶ権利を勝ち取ったと思う。

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以上です。

1. まりごっくさん、2. FSFさん 訳ありがとうございます！

記事がupされてから 訳を投稿して下さるまでの時間が早すぎて、ビックリです。
翻訳を載せると 少なからず反響があると思いますが、あまりプレッシャーに思わず くれぐれも無理のない範囲でお願いしますm(_ _)m

各国ナショナルが始まっていますが、五輪シーズンですから 普段以上に注目を集めているのですね。

全日本は 羽生選手の欠場（というか、欠場そのものより 怪我の回復が遅れているということ）には ファンとしてはショックもありましたが、無理して出るくらいなら 休む決断をしてくれて良かったです。

しかし 2〜3日前にメドベデワ選手がナショナルに出場というニュースを聞いて、こちらは本気で心配になりました。
たしかNHK杯の後 怪我が公表されてすぐに、ロシアスケ連が「もし彼女がナショナルに出なくても、五輪の代表には選ばれるだろう」と発言していたと思うのですが…。そうは言っても、世界一層の厚いロシア女子では やはり出ざるを得ないのでしょうか。

場所は違えど 疲労骨折から復帰した宮原選手は、怪我したタイミングの差もありますが もっと慎重に慎重を重ねて復帰戦に出てきた、という印象があります。

激戦のロシア女子の中でも メドベデワ選手の実績は 他の追随を許さないほど凄いけれど、あの細い身体でそれこそ治りかけで次に悪化させたら もはや五輪どころではなくなってしまうのでは…。

まあ本人は出たいのでしょうし もう静観するしかありませんが、くれぐれも無理しないでもらいたいものです。

おはようございます。

管理人様 動画紹介ありがとうございます。
まりごっく様 FSF様
翻訳の迅速な対応
毎回、感謝しております。

メドベデワ選手
ロシア選手権 欠場が発表されましたね。

五輪シーズン
選手の怪我のニュースは悲しいですね。
快癒を祈り
氷上に復帰できることを願っております。

まりごっくさん、FSFさん
いつもいつも有難う御座います。
今回、メドベデワ選手に関しても羽生選手に関しても無理すんな、という意見のようですね。
なるほど。今回怪我やトラブルみたいなこと多いからなぁ。