2017年グランプリシリーズ第六戦、アメリカ・ニューヨーク州レークプラシッド(Lake Placid, NY)で開催された「スケートアメリカ2017(ISU Grand Prix of Figure Skating 2017 Skate America)」、アメリカ代表-ロス・マイナー (Ross MINER)のフリースケーティング演技の動画です。
Date:2017年11月25日
曲名:クイーン 「愛にすべてを」 ~ 「ラヴ・オブ・マイ・ライフ」 ~ 「愛という名の欲望」 (Somebody to Love by Queen + Love of my Life by Queen + Crazy Little Thing Called Love by Queen)
技術点:69.17
構成点:78.86
合計:148.03
- 男子シングル・フリー得点詳細(英語)
- 男子シングル・フリージャッジスコア(英語)
- 男子シングル総合結果(英語)
Queen Forever (Deluxe Edition)
Queen
アメリカ ・レークプラシッド開催、スケートアメリカ2017の出場選手・日程・結果。女子は宮原知子が優勝、坂本花織2位。男子はネイサン・チェンが優勝、無良崇人7位。アイスダンス村元哉中&クリス・リード組7位。
(アメリカ英語)
(解説なし)
“ロス・マイナー スケートアメリカ2017 フリー演技 (解説:アメリカ英語)” への1件のコメント
マイナー選手、まずはスケアメお疲れ様でした。
今大会、ペアと男子のSP&FSを行ってからアイスダンスと女子のSD/SP&FD/FSを実施するという、ほかのGPシリーズの試合とは異なる(おそらく)変則的な日程でしたので、SP終わって24時間経たずにFSを滑るという、体力的に維持するのが少々難解な日程だったと思います。その中で、大きなミスが複数生じてしまったことは勿体なかったものの、スケーティングや演技全体の流れとしては(フィン杯の時の滑りには及ばなくとも)SP、FSともに調子は比較的良かったように感じられました。
SPの “Downtown” は、冒頭のジャンプを(4Sの調子が上向きでなかったのか)複雑な入りからの3Lzに変更しましたが、この3Lzが要素のつなぎ、着氷後の流れともに非常に素晴らしいクオリティ(+1.30)だったと思います。プログラムの雰囲気にぴったりで、とても格好良かったです♪
続く3Aが軸が外側にずれたのかうまくいかなかったり、フライング姿勢を2度行ってからのFSSp(この入り方、ソチ五輪シーズンと翌シーズン-2014/15シーズンのSP “映画『追憶』~ The Way We Were” でも行っていたのですが、見せ場の1つとなっていて素敵だなぁと思っています)で両足をクロスさせるような姿勢に変更した際、珍しくやや回転が遅くなってしまっていたように見えたりと(それでも各ポジションの回転数は満たしていたため、しっかりレベル4を獲得できていますが)、少々動きが本来のマイナー選手ではなかったように感じましたが、観客を引き込むセンスは彼ならではのものを随所に感じ取ることが出来ました。また、最後のCCoSp(レベル4 / +1.00)ではマイナー選手の持つスキルが十分に発揮された、極めて質の高いものを見せることが出来たのではないかと思います。
そして、このFS “クイーン・メドレー” 。冒頭の4Sは(やはり練習で思うようにいっていないのか)初めから勢いをつけて跳ぼうとしているようには見えなかったため、3A+2T以降の要素をしっかり決めようという気持ちで要素に入ったのかと感じられるような(あくまでも個人的な推測ですが……)比較的着氷が綺麗な形の2Sとなりましたが、その後は3A+2T(+1.29)、3Lz+3T(+0.90)、StSq(レベル4 / +0.90)、インサイド~アウトサイドからのFSSp(レベル4 / +1.00)と、フィン杯の演技を思わせる(もしかするとそれ以上に良い形の)素晴らしい要素が続いたので、前半の流れは(フィン杯、今回のスケアメと)全米に向けて大きな収穫と自信に繋げられたように感じました。
後半、3Aで着氷が大きく乱れたり、3Lz+1Lo+3Sが3Lzで幅が出過ぎたためかそのままステップアウトしてコンビネーションにならなかったりと(あと2Aが1Aになったことは、マイナー選手としては珍しいミスだと思うので、動画を見る前にプロトコルで確認した際は少々驚きましたが)、マイナー選手自身にとっては今大会、幾つか課題の残る内容となったとは思います。
ただ、今大会のSP、FSを通して質の高い要素-主に綺麗に決まったジャンプが、昨季と比べて増えたように感じたので、ここから全米に向けて良い練習・トレーニングが積み重ねられれば、平昌五輪への出場権(3枠)を獲得できる可能性はまだまだあるのではないかと、個人的にはそのように感じています。
勿論、アメリカ国内の男子は、ネイサン・チェン選手、アダム・リッポン選手、ジェイソン・ブラウン選手、マックス・アーロン選手、グラント・ホクスタイン選手、今季シニアデビューのヴィンセント・ジョウ選手……。彼らだけでなく、高いポテンシャルを持つスケーターは沢山いますから、その中で出場権(3枠)を得ることは決して簡単なことではありませんが、4年前のソチ五輪シーズン、万全な状態で最終選考(全米)に臨めなかった選手-その1人がマイナー選手(シーズン中に故障した右足首の影響により)ですから、今回は全米までの約1ヶ月間をまずは身体(健康)を大切に、そして本人にとって100%のコンディションで試合に臨んでほしいと思います。
年明けから間もなくして行われる今季の全米選手権、悔いのない納得の滑りが出来ることを願っています。
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