浅田真央

5月18日の記者会見で自身の去就を発表する浅田真央を特集した動画です。


1シーズン休養していたフィギュアスケート女子の浅田真央(24)=中京大卒=の気持ちが、現役続行に傾いている。休養前まで指導を受けていた佐藤信夫コーチと佐藤久美子コーチに「やりたい気持ちがある」と相談し、今月上旬に佐藤コーチらが行った長野県内での合宿にも参加した。18日に自身が主演するアイスショーの会見があり、そこで進退について何らかの意思表示するとみられる。

 浅田は佐藤コーチに「練習してみてもいいですか」などと話し、現役続行への意欲が湧いてきたことを伝えた。信夫コーチは「アイスショーもあるから練習は必要。ただ、競技はあなたが思っている以上に厳しいよ」と応じて、練習を積みながら進退について熟慮することを促したという。練習しながら競技に復帰できるかどうかを見極める場合は、18日までに結論が出ない可能性もある。ただ、浅田は新しいエッジを作り、複数の靴も新たに発注している。休養を宣言した昨季に比べ、スケートに前向きな気持ちになっていることは間違いない。

 浅田は2012~2013年シーズンの終了時に、次のソチ五輪シーズンを集大成とすると位置づけた。昨年2月のソチ五輪で6位入賞、同3月の世界選手権で、日本選手で最多となる3度目の優勝を果たした後、14~15年シーズンを休養することを発表。進退については「ハーフ、ハーフ」と表現し、明言を避けてきた。

(2015年5月13日掲載 朝日新聞「浅田真央『やりたい気持ちある』現役続行か 18日会見」より)