ミーシャ・ジー　四大陸選手権2015　ショート演技　(解説：日本語)

良かった。泣きました。彼のアベマリアにはいつも心を打たれます。次元の違う芸術性で一人戦っている感じ。
童顔だからお髭はイマイチかなあ…。

私は彼の髭は、このプログラムの世界観にとても合っていると思いました。
ナザレのイエスのイメージとでもいいますか。
そして、ミーシャは本当に上手くなりましたね。
ジャンプの安定性も素晴らしいですし、ステップは以前から見せ場ではありましたが、確かに激し過ぎて荒い所もありました。
しかし、今回のは感動を覚えるほど素晴らしかったです。
スケーティングも上達していると思います。
以前には奇をてらっていたこともあった彼ですが、本物の表現力がついた気がします。

色んなタイプの選手と演技がみられ４ＣＣは本当にすばらしい。
選手にとってそれどころではないかもしれませんが。
ミーシャ・ジー選手は好きなタイプのスケーター。
ただ頭髪含めもう少しバランスのとれた軽やかな工夫期待。
ＦＳも楽しみです。

ミーシャはピストルズでフィギュアスケートができる唯一の演じ手だと思っていたので、このアヴェ・マリアには少々面食らいましたけれども、こちらの想像をはるかに超えて良かったです。
演技中はdark eyes様とまったく違うところなく思っていました。彼は衣装・振付含むトータルセルフプロデュースができるので、正統派のプロもアプローチが異なるだけでやれないことはなかったということでしょうか。改めて、意外と表現の幅のあるスケーターだったのだなあと思いました。

今シーズンいい意味で裏切られてます。
急に演技に重み、深さが感じられるようになりましたね。
静かな曲調の中に狂気めいた雰囲気もあり、このプログラムはいつ見ても心震えます。
ジャンプが安定してきているので、これからもっともっとミーシャ選手のいろいろな世界観が見られそう。
私も今回の四大陸はとても楽しいです。みなさん素晴らしくて・・・ようやく樹ロスから抜け出せそうです（＾＾）