羽生結弦と東北の絆　(2014/12/29)

東日本大震災について、改めて、考えさせられた番組でした。被災地の人々にとっては、
忘れられない体験、でも忘れたいつらい出来事なんだと。でも、被災地を今後も支援しなければならない私たちは、忘れてはいけない。
わかっていたはずのことを再認識しました。
羽生結弦というアスリートがいたからこそ、この番組が生まれ、日本中の人々に、メッセージが遅れたのだと思います。ソチオリンピックは、羽生君ファンにとって、今でも鮮明な出来事ですが、明後日になれば、去年の出来事になってしまうんですね。
今日は、羽生君の精密検査結果が、発表され、複雑な心境でした。
医療情報は、センシティブ情報で、医療業界では、漏えいしてはならない内容のはずです。
でも、羽生君は、プロではなく、アマチュア選手で大学生なのに、世間に自分の疾病名を公表しなければならないんですね。
オリンピック金メダリストは、栄光のはずなのに、称号とともに、羽生君には、責任、期待、言葉にしきれない様々なものを背負わなければ、いけなくなってしまったことが、ファンとしては、つらいです。
でも、この番組を観て、羽生君にとって、一番伝えたい地元の人々に、羽生君の思いがちゃんと伝わっていて、立ち上がって、頑張っていらっしゃる姿を観て、じ～んと熱くなりました。
羽生君に伝えたいです。2014年、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとう！

羽生選手が全日本に向かっている2014年12月22日に、福島第一原発、4号機内に残存していた、使用済みを含むすべての燃料棒がより安全な場所へ移送されました。これは廃炉に向けた重要な一歩です。
www.tepco.co.jp/decommision/planaction/removal/index-j.html
4号機の問題が解消されて、いよいよ1～3号機に取りかかりますが、これより先は、人類が経験した事のない、全く新しいテクノロジーを必要とする困難な作業です。おそらく30年～40年かかることになるでしょう。
しかし日本は必ずこれをやり遂げなければなりません。
やり遂げて初めて被災地及び福島は復興したと言えます。
羽生選手は今後もほぼこの流れの中にいて、忘れずに関わっていこうとすると思います。