羽生結弦　名古屋フェスティバル2013　(解説：日本語)

満知子先生の解説がいいですね。っていうか足長い！！この曲は羽生君ぐらいの選手じゃないと曲負けすると思います。ハビエル選手の活躍にすごく刺激を受けてるだろうな。やっぱり羽生君が一番好きなので、負けないで頑張ってほしいです。

　１８歳のほかの誰にもできない素晴らしい演技だけれど、やはりいい意味で、１８歳にしかできない演技だな、と思います。十分に他の選手たちに刺激を与えて、世界のフィギュア界に活気を与えていると思いますよー。いつの間にか、日本から飛び火して、海外の選手たちも、ぐんぐん伸びていて、皆さんジャンプもスピンもステップもなめらかになり、軽やかで優美な身のこなしがあちらでもこちらでも、見られて、全体がレベルアップの様変わり。しかも、それぞれの個性が光ってまるで銀河。世界フィギュアは、勝負好きの羽生選手には魅力的な試合になってくれそうですね。ぜひ、１８歳にしかできない勝負を正々堂々と挑んで、優勝を勝ち取って欲しいと思います。あ、四大陸選手権も切磋琢磨して、また一つ何かを自分にも他の選手にもプラスする機会になることを願っています。

　優しさは強き男の誇りなる　　　枝氷
　花は人心の華の結弦かな　　　〃
　華は武士日本男児の魂ぞ　　　〃
　雪中花春を待つかな彪き夢　　　〃
　伸び伸びと飛び舞い祈る華麗かな　　〃
　歌ひつつ花抱き踊る健男児　　〃
　花は咲く彪き男子の心こそ　　　〃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

伸ばした腕の指先からも、優しさがこぼれるようですね。
羽生選手の内にある思いが全身からあふれ出て、会場中に満ち満ちていた全日本の演技に対し、名フェスはまっさらでピュアな印象。一旦カナダに戻る同選手が「行って来ます」と清々しく挨拶してくれたように感じました。
名フェスと言えば、羽生選手が屈託のない笑顔を見せていた2011年の「CHANGE」が忘れられません。その後に続いた厳しい日々を経て、最近は、強い気概と覚悟を感じさせる張りつめた大人の顔を見せることが多くなりました。
その成長を素晴らしいと喜びつつも、あの時の無邪気な男の子をもう少し見ていたかったなと寂しく思ってしまうのは、母親世代の感傷ですね。

このプログラムを見るのはN杯、全日本に続き３度目になりますが、明るい中で見る「花になれ」は、また格別な趣があります。
昨季の白鳥EXでも強く思ったことなのですが、羽生選手はその時々に伝えたい想いがあって、それをプログラムの中で表現しているような気がします。
Ｎ杯は仙台の、あの会場で演じた故、やはり鎮魂の祈り、復興への祈りのようなものを感じました。全日本は指田さんとのコラボということもあり、人との繋がりに支えられた前向きな決意というか。
今回は躍動感に溢れ、希望に満ちた生命の讃歌といったところでしょうか。物凄く励まされた感じがしました。
競技プロのノートルダムの方は高難度技術が要求され、要素が詰まっていて大変でしょうが、このEXのように伸び伸びと感情が表出できるような演技を見せて下さいね。四大陸楽しみにしています。

可愛らしい顔してるのね～